Vol.55 SNSが苦手でも大丈夫|占いサロンの優しい発信と共感される工夫

SNSに苦手意識がある方へ。都心の占いサロン店長が、一歩ずつ発信を続ける中で感じた“届ける力”と、小さな成功体験をご紹介します。

自然派の空間、やさしい言葉、ほっとする投稿。
そんな投稿が「来店のきっかけ」になることもあるんです。
SNSが不安でも、自分らしく始められる方法を探っていきましょう。

この記事では、架空のヒアリング内容をもとに、SNS初心者の方でも取り組める運用プランと具体的な施策をご紹介します。

企画の趣旨

こんにちは、「SNS運用 勝手に企画提案」担当のゆり子です。
動画編集、SNSのことはゆり子が担当してまいります。
よろしくお願いいたします。

本ページに記載の内容はお店も人物も実在しない架空のものです

相談者プロフィール(架空)

今回ご相談いただいたのは、東京都内の静かな住宅街で占いサロンを営む阿部亜紀さんです。自然派志向の空間で、心を整える時間を提供しています。

阿部 亜紀さん(架空)

SNS担当の 阿部亜紀 さんについて、基本情報をご紹介します。

相談者プロフィール表
氏名 (架空)阿部 亜紀
氏名カナアベ アキ
性別女性
年齢59歳
立場店長
SNS担当になった経緯常連客や家族の後押しで、空間の魅力を伝えたくなった
SNS経験・実績未経験。今回が初めての取り組み
SNS以外の担当業務セッション対応・事務作業・予約管理など

店舗プロフィール(架空)

阿部さんが店長を務める占いサロン《渓流店》をご紹介します。

店舗のプロフィール表
店舗名 (架空)渓流店
経営形態家族経営
立地環境都心部の静かな住宅街
業種占いサロン
サービス形態完全予約制・対面セッション型
定休日・営業時間不定休・8:00〜16:00
従業員数5人以上
開業18年目
店舗の特長自然素材を使った内装、静かな癒しの空間
主要な来店方法公共交通(最寄駅より徒歩)
来店客の傾向30〜50代女性が中心。リピーター多数
ターゲット層都会で心の整えを求める女性
開業理由地域貢献と心のケアの場を提供したかった
収益構造占いセッション+関連商品の販売
主な競合媒体LINE公式アカウント
競合状況同業は少ないが認知度が限定的
今後の展望常連を大切にしつつ若年層への認知拡大
デジタル対応状況アナログ派。SNSは導入初期段階
過去の販促経験地域新聞への掲載
SNS活用の目的安心感を伝えて若年層への来店促進・採用にも活用
投稿の主な内容季節の豆知識・店内の雰囲気・一言メッセージ

SNS発信に関する情報

SNS活用の現状と、阿部さんの発信スタイルをご紹介します。

SNS発信に関する情報表
SNS活用状況導入したばかり。週1回の投稿を習慣化中
投稿内容の主軸豆知識+店内の雰囲気
使用機材スマートフォン(娘のアドバイスあり)
投稿スタイルやわらかい語り口、自然光の写真、句読点多め
投稿頻度週1回、閉店後に投稿
協力体制娘や若手スタッフが撮影補助
フォロワー対応コメントには丁寧に返信、DMは予約目的に限定
発信の目的お店の雰囲気を伝えて安心感を与える/若年層や採用につなげる
悩み・困りごと効果が見えにくい/内容が業務と直結しにくい
投稿に対する反応常連客から「見ました」の声、DMでの反応も少しずつ
モチベーションの源誰かの心に届いたという実感。常連の声かけが励み

SNS担当になった経緯

SNS担当になったきっかけは、「この空間の良さをもっと伝えられたら」という常連さんの一言でした。

阿部さんはもともとSNSには抵抗があり、自身では「向いていない」と感じていたそうですが、娘さんやスタッフの後押しもあり、投稿を始めてみることに。

最初の投稿は店内で淹れたハーブティーと一言メッセージ。

それを見たお客様から「癒されました」と声をかけられたことが自信につながったそうです。

今では週に1回、閉店後にスマホから投稿するのが習慣になりつつあります。

担当者の価値観・こだわり

  • 自然のリズムや季節の移ろいを大切にしたい
  • お客様との対話の中にある小さな気づきを伝えたい
  • 空間の静けさと安心感を写真にも反映させたい
  • 無理せず、自分のペースで続けることを優先
  • 人柄が伝わるような、やわらかな言葉を使いたい

現状の課題(架空)

ここでは、阿部さんからヒアリングした内容をもとに、現時点で抱えている課題を整理していきます。

投稿が業務と直結せず、意義が感じづらい

投稿を頑張っても、すぐに予約や問い合わせにつながるわけではなく、「これは意味があるのか」と迷うことがあるそうです。特に時間をかけて書いた内容に反応が少ないと、やる気が下がってしまうことも。

発信内容がマンネリ化しがち

「何を投稿すればいいかわからない」という状態が続き、毎回似たような写真や文面になってしまいがちとのこと。特別なイベントがない時期は、投稿のネタに困ってしまうそうです。

投稿作業の優先順位が下がりがち

セッション対応や事務作業に追われていると、SNS投稿の優先順位がどうしても後回しに。結局、投稿が数週間空いてしまうこともあります。

写真や見せ方に自信がない

「スマホで撮ってはいるけど、これでいいのか分からない」と、ビジュアルの表現に不安があるそうです。娘さんに教わりながら工夫しているものの、もっと上手に伝えられたらと思っているとのこと。

採用にも活かしたいが、方向性がわからない

今後は若い世代の採用にもつなげたいという希望がある一方で、どんな発信が効果的なのか、具体的な方法がわからず足踏みしている状態です。

SNS・動画活用による改善提案

ここでは、阿部さんのお悩みに対してご提案したいSNS・動画活用の具体的なアイデアをご紹介します。

豆知識+店内写真の定番化

投稿を「豆知識+自然光の店内写真」のセットで統一することで、ブレない世界観をつくりやすくなります。内容のバリエーションに迷わなくなり、投稿習慣のハードルも下がります。

動画で“空気感”を伝える

短い動画で「静かな空間」「ハーブティーの湯気」「音楽」などを切り取ることで、来店前の不安を和らげる効果が期待できます。音声なし・15秒以内のループ動画なら制作の手間も軽減できます。

「予約の空き状況+今日の一言」テンプレ化

週1投稿として「予約の空き枠情報」と「季節の言葉」を組み合わせた定型フォーマットを導入。情報性と心地よさを両立でき、投稿ネタに迷うことがなくなります。

採用向けの裏側動画

若手スタッフの協力を得て「どんな場所で働けるか」を紹介する短編動画を作成。仕事内容よりも空間や人柄の魅力を見せることで、応募者の不安を取り除けます。

LINE公式との連携強化

SNS投稿とLINE公式アカウントを連携させ、「続きはLINEで」などの導線を設けることで、フォロー後の関係性が深まりやすくなります。予約や採用問合せにも活かせます。

提案によって期待される未来の変化

ご提案の実施によって、阿部さんのお店にどのような変化が期待できるかをまとめました。 SNSの力で広がる未来のイメージを描いていきます。

無理のない投稿習慣が定着する

定型フォーマットの導入によって、「何をどう投稿すればいいか」で悩む時間が減り、週1投稿が無理なく続けられるようになります。

空間の魅力が視覚的に伝わる

動画や写真で“雰囲気”が伝わるようになり、「行ってみたい」と思ってもらえるきっかけが増えます。特に初めての人に安心感を与える効果が期待できます。

発信が顧客との会話の種になる

投稿を見て来店されたお客様との会話が自然に生まれ、より深い関係づくりに繋がります。「あの投稿、見ました」と言われる機会も増えるでしょう。

若年層からの認知が広がる

Instagramや動画による表現によって、これまで届きづらかった若年層にも「なんだか気になる存在」として認知されていきます。

採用にもつながるSNS運用に進化

人柄や職場環境の雰囲気がSNSから伝わることで、「ここで働いてみたい」と思ってもらえるきっかけに。応募者とのミスマッチも減ります。

SNS運用サポートのご案内

弊社が提供できる支援内容を整理しました。SNSや動画に不安がある方でも安心してご相談いただけます。

投稿内容の整理とテンプレート化支援

ご自身の言葉や空間の魅力を活かした「投稿テンプレート」を一緒に設計し、無理なく継続できる運用体制をつくります。

スマホでできる写真・動画撮影講座

日常の中で自然に撮れる構図や光の使い方をレクチャーし、投稿に使える素材の幅を広げます。

動画編集の代行とトーン調整

お預かりした動画素材を、静かで心地よい世界観に仕上げて編集し、お店の空気感が伝わるようサポートします。

LINE公式との導線設計

SNSからLINEへの誘導、予約までの導線設計をお手伝いし、既存のお客様との関係づくりにも貢献します。

定期レビューと振り返りサポート

月1回のペースで投稿の振り返りや改善点を一緒に確認しながら、少しずつ発信力を育てていきます。

まとめとご相談のご案内

最後に、今回のご提案を振り返りつつ、同じようなお悩みを抱える皆さまへのメッセージとご案内をお届けします。

「伝えたい気持ち」がスタート地点

SNSが苦手でも、「この空間を届けたい」「来る前に安心してほしい」という想いがあれば、それが何よりの強みになります。

苦手でも、少しずつでいい

一度にすべてを整える必要はありません。1投稿ずつ、積み重ねることで自然と自信が生まれてきます。

続けやすい工夫が鍵になる

無理なく投稿を続けるには、型を決めたり、協力者を見つけたり、運用の工夫が欠かせません。

あなたらしさは、いちばんの魅力

うまく見せるよりも、素直な言葉や空間の雰囲気こそが魅力になります。表現は“あなたらしさ”から始めましょう。

まずはお気軽にご相談ください

SNS運用や動画制作に不安がある方も、丁寧にサポートいたします。どんな段階でも、まずはお気軽にご相談ください。