
Vol.39 ギャラリーカフェのSNS活用術|作業風景投稿で自然に集客力アップ
篠原 隆司
ギャラリーカフェ「たゆたう店の家」のSNS運用事例をご紹介します。作業風景や展示紹介を自然体で発信し、無理なく集客につなげるヒントをお届けします。
SNS投稿に悩む担当者必見!
自然な発信スタイルで「お店らしさ」を伝えるコツとは?
実際の事例から、続けやすい運用法を解説します。
この記事では、架空のヒアリング内容をもとに、SNS初心者の方でも取り組める運用プランと具体的な施策をご紹介します。
企画の趣旨
こんにちは、「SNS運用 勝手に企画提案」担当のゆり子です。
動画編集、SNSのことはゆり子が担当してまいります。
よろしくお願いいたします。
「SNS運用 勝手に企画提案」は実在しない架空の人物・お店を設定し、弊社にSNS運用の相談があったていで私なりの考えを交え提案していく企画です
本ページに記載の内容はお店も人物も実在しない架空のものです
相談者プロフィール(架空)
今回ご相談いただいたのは、ギャラリーカフェ「たゆたう店の家」でSNS運用を担当する村上絢子さんです。カフェ業務を支えながら、地域作家とのコラボ展示も手掛けています。
村上 絢子さん(架空)
SNS担当の村上絢子さんについて、基本情報をご紹介します。

氏名 (架空) | 村上 絢子 |
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氏名カナ | ムラカミ ジュンコ |
性別 | 女性 |
年齢 | 62歳 |
立場 | 従業員(若手枠) |
SNS担当になった経緯 | 外注から社内対応に切替、デザイン担当歴を評価され任命 |
SNS経験・実績 | SNS歴4年。コラボ投稿で通常1.5倍の来店効果あり |
SNS以外の担当業務 | 店内デザイン、来客対応、カフェ補助業務 |
店舗プロフィール(架空)
村上さんがSNS発信を担うギャラリーカフェ「たゆたう店の家」をご紹介します。


店舗名 (架空) | たゆたう店の家 |
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経営形態 | 家族経営 |
立地環境 | 地方都市郊外・観光地近隣 |
業種 | ギャラリーカフェ |
サービス形態 | 来店型 |
定休日・営業時間 | 水曜定休・10:00〜18:00 |
従業員数 | 2人 |
開業 | 15年目 |
店舗の特長 | 地域作家コラボのギャラリー併設、自然光のナチュラル空間 |
主要な来店方法 | 車(駐車場あり) |
来店客の傾向 | 一見客中心・観光ドライブ層 |
ターゲット層 | 社会人・趣味層・観光ドライブ客 |
開業理由 | 地域貢献と作家支援 |
収益構造 | カフェ売上・展示販売・委託手数料 |
主な競合媒体 | Instagram・観光マップ |
競合状況 | 競合少なめ、知名度課題あり |
今後の展望 | SNSとリアルイベント連動で集客強化 |
デジタル対応状況 | やや活用中、今後強化予定 |
過去の販促経験 | コラボ展示告知で来店増加実績あり |
SNS活用の目的 | 店舗空間と作家紹介で集客促進 |
投稿の主な内容 | 作業風景・展示案内・コラボ紹介 |
SNS発信に関する情報
店舗発信にまつわる状況や、村上さんが抱えるSNS運用のお悩みをご紹介します。
SNS活用状況 | Instagramをやや活用中 |
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投稿内容の主軸 | 作業風景・展示準備・コラボ企画 |
使用機材 | スマートフォン(自然光撮影) |
投稿スタイル | 写真中心+シンプルな一言コメント |
投稿頻度 | 週1〜2回、イベント期は増加 |
協力体制 | 本人主体、家族スタッフが一部サポート |
フォロワー対応 | コメント・DMには基本返信、即レス不要 |
発信の目的 | 店舗の空気感・作家紹介を伝え集客へ |
悩み・困りごと | 投稿効果が見えづらく、更新モチベ低下 |
投稿に対する反応 | イベント時のみ反応が増える傾向 |
モチベーションの源 | 少数でも「見たよ!」の声が励み |
SNS担当になった経緯

SNS担当になったきっかけは、外注していたSNS運用を社内で完結する方針に切り替えたことでした。
もともと店内のデザインや展示構成を担当していた村上さん。柔軟な発想力と、地域作家との調整力を評価され、SNSも任されることに。
しかし、SNS運用は「発信がゴール」ではなく、「お客様に伝える」ことが求められ、最初は戸惑うこともあったそうです。
特に、日々の業務に追われる中で「何を、どんなふうに伝えたらいいか」に悩み、手が止まる場面も多かったとのこと。それでも、地域作家の想いを伝えたい一心で、試行錯誤しながら運用を続けています。
担当者の価値観・こだわり
- 地域作家さんの作品と想いを丁寧に伝えたい
- 店舗の空気感やぬくもりを自然体で届けたい
- 無理な宣伝ではなく、ありのままの魅力を発信したい
- 忙しくても小さな積み重ねを大切にしたい
- お客様との一期一会を大事にしたい
現状の課題(架空)

ここでは、村上さんからヒアリングした内容をもとに、現時点で抱えている課題を整理していきます。
投稿テーマに迷い、更新が滞りがち
日常業務に追われる中、「何を投稿したらいいのか」と迷ってしまい、結果的に更新頻度が下がってしまう状況があります。
作業中に撮影タイミングを逃してしまう
忙しい時間帯はお客様対応が優先となり、SNS用の写真撮影をする余裕がなく、発信素材が不足しがちです。
投稿の効果が実感できず、モチベーションが下がる
投稿しても反応が少ないと「意味があったのかな」と感じ、続けるモチベーションを維持することが難しいと悩んでいます。
文章作成に時間がかかり、負担に感じる
投稿のキャプション作成に「これで伝わるかな?」と悩んでしまい、気軽に投稿できずにハードルを感じています。
イベント時に集中して投稿し、通常時との落差が大きい
イベント開催前後は一気に投稿量が増えるものの、通常運用時との差が激しく、リズムが取りにくい課題があります。
SNS・動画活用による改善提案

ここでは、村上さんのお悩みに対してご提案したいSNS・動画活用の具体的なアイデアをご紹介します。
「ルーティン投稿」で迷わない仕組みをつくる
「毎週〇曜日は作業風景」「月初は展示紹介」など、投稿内容をルール化し、迷う時間を減らして自然に投稿できる仕組みを整えます。
撮影専用の「空き時間」を設定する
開店前や定休日に10分だけ撮影タイムを設け、まとめて素材をストックしておく運用を取り入れます。
投稿に「小さな目的」を持たせる
「この作家さんの魅力を知ってほしい」「新しい展示の雰囲気を伝えたい」など、投稿ごとにミニゴールを設定し、手応えを感じやすくします。
「ひとことキャプション」運用を取り入れる
長文にこだわらず、1〜2行でも気持ちが伝わればOKというルールで、心理的ハードルを下げて投稿しやすくします。
動画ストーリーズで「空気感」を手軽に伝える
スマホ撮影した短い動画(10秒程度)を活用し、文章に頼らず店内の雰囲気をリアルに届ける工夫を提案します。
提案によって期待される未来の変化

自然体で続けられるSNS運用ができる
投稿テーマに迷わず、日々の業務と自然に連動する発信スタイルが身につきます。
店内の魅力が来店前から伝わる
作業風景や展示準備の様子を伝えることで、お客様が訪れる前から期待感を持てるようになります。
無理なくSNSを続ける習慣が定着する
「完璧な投稿をしなくてもいい」という意識が生まれ、気軽に発信を続けられるようになります。
お客様との距離感が近づく
投稿へのリアクションが増え、SNSを通じたお客様との温かいやり取りが生まれる可能性が高まります。
店舗の認知度向上と一見客の来店促進
SNS経由での店舗認知が少しずつ広がり、ドライブ途中に立ち寄る一見客層を取り込めるチャンスが増えます。
SNS運用サポートのご案内

投稿テーマ設計サポート
お店や担当者に合わせた「投稿テーマカレンダー」の作成を支援します。
写真・動画撮影のコツをレクチャー
スマホで撮る日常風景を、より魅力的に見せる撮影テクニックをご紹介します。
キャプション作成サポート
短くても伝わる「ひとことキャプション」の書き方をアドバイスします。
SNS運用の伴走支援
投稿が滞りがちなときでも、月1回のサポート面談でモチベーション維持をお手伝いします。
動画活用のスタート支援
スマホ動画を使った簡単なストーリーズ発信の初期サポートを行います。
まとめとご相談のご案内

自然体で続けるSNS運用を一緒に考えましょう
SNSが得意でなくても、工夫次第で自然体の発信は続けられます。小さな積み重ねを大切にしたい方に寄り添うご提案を心がけています。
気軽にご相談ください
「こんな発信でもいいのかな?」という悩みでも構いません。お気軽にご相談ください。
最初の一歩をサポートします
「何から始めればいいか分からない」という方へ、最初の一歩を一緒に考えるサポートをしています。
長期的な運用を見据えたご提案
単発で終わるのではなく、無理なく続くSNS運用を一緒に育てていきましょう。
ご相談・お問い合わせはこちら
SNS運用や動画活用に関するご相談は、下記リンクからお気軽にご連絡ください。