Vol.53 反応がなくて落ち込むSNS担当者へ|続ける工夫とやる気を保つ発信術

SNSをがんばって続けているのに、なかなか反応が得られず気持ちが沈んでしまう──そんな悩みに寄り添う企画です。

今回は、都心の古民家を活用した通販型の民芸品店「朱サロン」の山口さんからのご相談。
「やる気が続かない」という声の裏にある想いや、改善に向けた現実的な提案をお届けします。
同じように悩むあなたにも、前向きなヒントが見つかるはずです。

この記事では、架空のヒアリング内容をもとに、SNS初心者の方でも取り組める運用プランと具体的な施策をご紹介します。

企画の趣旨

こんにちは、「SNS運用 勝手に企画提案」担当のゆり子です。
動画編集、SNSのことはゆり子が担当してまいります。
よろしくお願いいたします。

本ページに記載の内容はお店も人物も実在しない架空のものです

相談者プロフィール(架空)

今回ご相談いただいたのは、都心の観光エリアにある民芸品店「朱サロン」の店長・山口美穂さんです。
古民家を改装した趣ある空間で、四季折々の風景と手仕事の品々を届けています。

山口 美穂 さん(架空)

SNS担当の山口美穂さんについて、基本情報をご紹介します。

相談者プロフィール(架空)
氏名 (架空)山口 美穂
氏名カナヤマグチ ミホ
性別女性
年齢25歳
立場店長
SNS担当になった経緯「ありがとう」の声が届くSNSの良さを知り、自ら発信を始めた
SNS経験・実績SNS歴2年。フォロワー属性分析にも挑戦中
SNS以外の担当業務接客も担当

店舗プロフィール(架空)

山口さんが店長を務める「朱サロン」は、築100年の古民家を活用した通販型の民芸品店です。
都心の静かな観光地に位置し、庭の四季の風景も魅力のひとつです。

店舗プロフィール(架空)
店舗名 (架空)朱サロン
経営形態個人事業
立地環境都心部の観光地にある古民家
業種民芸品店
サービス形態通販型
定休日・営業時間日曜定休・11:00〜20:00
従業員数5人以上
開業開業2年目
店舗の特長築100年の古民家をリノベーションし、庭に四季の花が咲く
主要な来店方法車・観光バス・タクシー等
来店客の傾向観光目的の一見客が中心
ターゲット層高齢者、観光団体、民芸品に関心のある中高年
開業理由家業を継いだため
収益構造予約制販売+通販による売上
主な競合媒体Instagram
競合状況競合は少ないが地域での知名度が低い
今後の展望SNSとリアルイベントを連動させて集客したい
デジタル対応状況アナログ寄りだがスマホ操作には慣れている
過去の販促経験地域新聞への掲載あり
SNS活用の目的若い世代にも店舗や商品を知ってもらいたい
投稿の主な内容スタッフの日常や庭の風景など

SNS発信に関する情報

山口さんのSNS運用状況と、日々の投稿スタイルをご紹介します。

SNS発信に関する情報
SNS活用状況やや活用中(Instagram中心)
投稿内容の主軸スタッフの日常・庭の様子
使用機材スマートフォン
投稿スタイル写真+短い文章、やや丁寧で控えめ
投稿頻度週2回を目標にしている
協力体制スタッフと協力して投稿ネタを集めている
フォロワー対応コメントは目を通し、返信は気まぐれに対応
発信の目的若い世代や観光客に店舗の魅力を知ってもらう
悩み・困りごと投稿に反応がなく、やる気が続かない
投稿に対する反応「見て来ました」と言われることもあるが稀
モチベーションの源「誰かに届いている」という実感

SNS担当になった経緯

SNS担当になったきっかけは、投稿した庭の桜の写真に思いがけず反響があったことでした。

「見て癒されました」「この場所に行ってみたい」などのコメントを受け、実際に来店した方から「投稿を見て来ました」と声をかけられたことが心に残っているそうです。

それまではスタッフ任せにしていたSNSを、「自分の言葉で伝えてみよう」と思い立ち、自ら発信するようになりました。

一方で、反応が少ない投稿が続くと落ち込んでしまうこともあり、続ける難しさも感じています。

それでも、「誰かに届くかもしれない」と信じて、週に2回はスマホで写真を撮って投稿を続けているとのことです。

担当者の価値観・こだわり

  • 商品だけでなく、店の空気感も届けたい
  • 手仕事の温もりを写真でも伝えたい
  • スタッフの人柄が伝わる発信を大切にしている
  • 投稿は丁寧に、誠実な文体を心がけている
  • 庭の四季の移ろいを発信の軸にしている

現状の課題(架空)

ここでは、山口さんからヒアリングした内容をもとに、現時点で抱えている課題を整理していきます。

反応が少なくやる気が続かない

投稿しても「いいね」がつかない、コメントが来ない日が続くと「意味があるのか」と不安になるそうです。 とくに忙しい中で時間をつくって投稿しているため、報われない感覚がつらいとのこと。

投稿ネタに困る瞬間がある

毎回「何を撮ればいいのか」迷ってしまい、似たような内容になってしまうことが悩みです。
スタッフの協力は得られるものの、自分の判断で内容を決めているため、偏りがちです。

発信の効果が見えづらい

来店や通販につながっている実感があまりなく、分析しようにも何を見ればいいのか分からないとのこと。
続けていても手応えがつかみにくい点が負担になっています。

投稿タイミングが安定しない

忙しい日が続くと、投稿が後回しになって1週間以上空いてしまうことも。
継続する習慣がなかなか定着しないのが悩みの一つです。

伝えたいことが多すぎて整理できない

庭、民芸品、接客の空気感、スタッフのこと……と、投稿に盛り込みたいテーマが多く、かえって何を優先すべきか分からなくなるといいます。

SNS・動画活用による改善提案

ここでは、山口さんのお悩みに対してご提案したいSNS・動画活用の具体的なアイデアをご紹介します。

「庭の四季」を定点動画で記録する

毎週同じ場所から15秒だけ撮影し、季節の変化を伝える動画シリーズを作ります。
投稿にリズムができ、視聴者の継続閲覧も期待できます。

「今日のひとコマ」投稿で習慣化

撮影・編集のハードルを下げるため、「1日1枚だけの写真+ひとこと」で投稿するスタイルを提案します。
続けることを優先し、質より習慣を重視する方式です。

スタッフと「当番制」で協力投稿

曜日ごとにスタッフが1枚ずつ写真を共有し、山口さんが投稿を担当。
コンテンツの偏りが防げるとともに、負担の分散にもつながります。

「作り手の声」シリーズで商品価値を発信

民芸品の制作背景やこだわりを、短い動画や写真+文章で紹介。
通販利用者にも価値が伝わりやすくなり、EC導線の強化につながります。

投稿の見直しに「感情軸」を取り入れる

投稿のネタが思いつかないときは、「今日うれしかったこと」や「ほっとした瞬間」を起点にするのがおすすめです。
感情に寄り添う投稿は、共感を呼びやすくなります。

提案によって期待される未来の変化

ご提案の実施によって、山口さんのお店にどのような変化が期待できるかをまとめました。
SNSの力で広がる未来のイメージを描いていきます。

発信に対する“手応え”が感じられるようになる

コメントや保存数の増加により、「ちゃんと届いている」という実感が持てるようになります。

継続しやすい習慣が身につく

無理なく投稿を続けられるフォーマットができることで、SNS発信が自然と日常の一部になります。

店舗の雰囲気や価値が正しく伝わる

映像やスタッフ紹介を通じて、朱サロンの空気感がよりリアルに伝わり、来店前の期待値が上がります。

若年層からの認知・拡散が広がる

自然な写真やストーリー性ある投稿により、若い観光客の興味を引きやすくなります。

スタッフとの連携が深まり、店舗全体が前向きに

SNSが一部の人の仕事ではなく、チーム全体で取り組む文化に変わっていきます。

SNS運用サポートのご案内

弊社が提供できる支援内容を整理しました。SNSや動画に不安がある方でも安心してご相談いただけます。

投稿の方向性や内容の企画サポート

店舗の特徴や担当者の想いをもとに、「どんな内容を発信していくべきか」を一緒に整理します。

スマホだけでできる撮影・編集のレクチャー

撮影のコツや無料アプリの使い方など、実務に寄り添ったアドバイスを行います。

投稿用テンプレートの提供

写真と文章を入れるだけで使える、投稿用の画像テンプレートや動画テンプレートを提供します。

月1回の運用振り返りミーティング

投稿の反応や改善点を一緒に確認し、次に向けた運用の見直しをサポートします。

チーム運用の導入支援

SNSを個人の負担にせず、店舗全体で取り組む体制づくりをサポートします。

まとめとご相談のご案内

最後に、今回のご提案を振り返りつつ、同じようなお悩みを抱える皆さまへのメッセージとご案内をお届けします。

発信の悩みは、あなただけではありません

反応がなくて不安になったり、何を投稿すべきか迷ったりするのは、誰にでもあることです。

まずは“続けられる形”を一緒に探しましょう

負担なく続けることが第一歩です。無理のない投稿スタイルからはじめていきましょう。

小さな工夫が、大きな変化を生みます

撮影方法や文章の書き方を少し変えるだけで、投稿の反応が変わることもあります。

あなたのお店の魅力を、一緒に形に

SNSは、お店の“らしさ”を伝える最高の道具です。私たちがそのお手伝いをします。

ぜひ、お気軽にご相談ください

状況をお聞きした上で、最適なサポートをご提案します。まずはお気軽にお話ししてみませんか?