
Vol.15 地方の出版社カフェがSNSで全国へ。63歳スタッフが伝える“日常を魅せる投稿術”とは?
篠原 隆司
63歳のベテランスタッフがSNSを担当!地方の出版社兼カフェが、穏やかな日常を“魅せる投稿”に変える工夫をご紹介します。
「若い人の仕事」と思われがちなSNS。
でも、年齢や経験があるからこそ伝えられる“味わい”があります。
今回はそんなギャップを強みに変える工夫を探っていきます。
この記事では、架空のヒアリング内容をもとに、SNS初心者の方でも取り組める運用プランと具体的な施策をご紹介します。
企画の趣旨
こんにちは、「SNS運用 勝手に企画提案」担当のゆり子です。
動画編集、SNSのことはゆり子が担当してまいります。
よろしくお願いいたします。
「SNS運用 勝手に企画提案」は実在しない架空の人物・お店を設定し、弊社にSNS運用の相談があったていで私なりの考えを交え提案していく企画です
本ページに記載の内容はお店も人物も実在しない架空のものです
良かったらSNSのDM( X (担当:ゆり子) / Instagram (担当:ゆり子) )やお問い合わせフォームからご相談ください SNSのフォローもよろしくお願いいたします
相談者プロフィール(架空)
今回ご相談いただいたのは、地方の小さな出版社「月白商店」でデザインとSNS運用を担当している福本博美さんです。現在はSNSを通じた認知拡大と問い合わせ数アップに取り組んでいます。
福本 博美さん(架空)
SNS担当の福本博美さんについて、基本情報をご紹介します。

氏名 (架空) | 福本 博美 |
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氏名カナ | フクモト ヒロミ |
性別 | 女性 |
年齢 | 63歳 |
立場 | 従業員(ベテラン) |
SNS担当になった経緯 | アルバイトなのにSNSに一番慣れていたため任命 |
SNS経験・実績 | SNS歴2年。フォロワー1,000人を目指して運用中 |
SNS以外の担当業務 | 店舗内のデザイン全般を担当 |
店舗プロフィール(架空)
福本さんが勤務する「月白商店」は、地方の住宅街に佇む出版社兼カフェのような複合型店舗です。丁寧なモノづくりと空間演出で、地元に愛される存在です。


店舗名 (架空) | 月白商店 |
---|---|
経営形態 | 法人 |
立地環境 | 農村エリア・住宅街 |
業種 | 小さな出版社 |
サービス形態 | 複合型(出版+カフェ) |
定休日・営業時間 | 火曜定休・9:00〜17:00 |
従業員数 | 4人 |
開業 | 開業7年目 |
店舗の特長 | 自家焙煎コーヒーとスコーンが人気 |
主要な来店方法 | 紹介による来店が中心 |
来店客の傾向 | 平日は主婦層が多い |
ターゲット層 | 観光客・県外からの来店も視野 |
開業理由 | 転職して心機一転し開業 |
収益構造 | 予約制サービスとEC販売 |
主な競合媒体 | チラシ |
競合状況 | 競合は少ないが認知拡大が課題 |
今後の展望 | EC販売を強化し全国展開へ |
デジタル対応状況 | アナログ中心、デジタルは挑戦中 |
SNS活用状況 | 豆知識やコラボ投稿を実施中 |
過去の販促経験 | 地元向けチラシ配布が中心 |
SNS活用の目的 | 問い合わせを増やしEC・集客へ |
投稿の主な内容 | 豆知識の発信と地元コラボ情報 |
SNS担当になった経緯

SNS担当になったきっかけは、「アルバイトなのに一番SNSに詳しかったから」という思いがけないものでした。
福本さんは63歳のベテランスタッフですが、実は元DTPオペレーターで、昔から紙面デザインやレイアウトに携わっていた経験があります。趣味で写真を撮ってInstagramに投稿していたこともあり、店舗内で最もSNSに慣れていたのです。
最初は「誰かがやらないと」と手を挙げた形でしたが、次第に「月白商店らしさをどう伝えるか」を考えることが楽しくなり、今では自分のライフワークのように感じているとのこと。
現在は店舗のSNSを使って、コーヒーの豆知識や本にまつわる投稿、地元店舗とのコラボ発信など、地域とのつながりを育てる活動を行っています。
現状の課題(架空)

日常の変化を投稿にどう落とし込むか
店舗の日常が穏やかであるがゆえに、「今日は何を投稿すればいいのか」と悩むことが多いそうです。特別なイベントがない日でも、見せ方や切り取り方で魅力を伝える方法が必要です。
写真のマンネリ化に悩んでいる
SNSに掲載する写真がいつも似たような構図や内容になってしまい、投稿のバリエーションに限界を感じているとのこと。特にスコーンやコーヒーの写真が中心になりがちです。
フォロワーとの関係が一方通行
投稿に対するリアクションはあるものの、コメントやDMなどで深いコミュニケーションが生まれにくいのが課題。もっと「会話」が生まれるSNSにしたいという願いがあります。
観光客へのアプローチが弱い
地元の主婦層にはある程度認知されてきたものの、観光客層への情報発信がうまく届いていないという実感があります。遠方からの来店につなげる導線が必要です。
投稿が思いつかない日のモチベーション低下
ネタが見つからないとき、「今日はもういいか」と思ってしまう日もあるとのこと。習慣的に続けるための仕組みや、気持ちの持ち方にも課題を感じています。
SNS・動画活用による改善提案

「日常の営み」をストーリー仕立てで投稿
スコーンを焼く香りや、豆を挽く音、開店前の準備など、日常の風景にこそドラマがあります。短めの動画や写真と一緒に「物語」として投稿することで、感情に訴える発信ができます。
スタッフ紹介・思いを語るシリーズ投稿
店舗の雰囲気や人柄が伝わるよう、福本さんご自身や他のスタッフの思いを綴る「自己紹介シリーズ」投稿を展開。共感が生まれやすく、距離が近づきます。
四季折々の風景とのコラボ
農村エリアならではの季節の移ろいや自然と、店舗商品(本・コーヒー・スコーン)を掛け合わせたビジュアル投稿が効果的。観光客向けの訴求にもなります。
コメント付きアンケート投稿の活用
「あなたはコーヒー派?紅茶派?」など、気軽に参加できる投稿でフォロワーとの会話を促します。リアクションがあるとアルゴリズム上も有利になります。
制作の裏側や未公開カットを動画で紹介
出版作業の風景や、撮影の裏側、POPづくりの様子など、完成品では見えない“裏側”を短めの動画で見せていくと、ファンが深く惹き込まれていきます。
提案によって期待される未来の変化

ご提案の実施によって、福本さんのお店にどのような変化が期待できるかをまとめました。
SNSの力で広がる未来のイメージを描いていきます。
「投稿しやすいテーマ」が見つかる
毎日を「投稿のタネ」として捉えられるようになり、ネタに悩まず気軽にSNS更新ができるようになります。モチベーション維持にもつながります。
店舗の個性がより際立つ
ストーリー仕立ての投稿や裏側の紹介によって、月白商店の「人と空気感」が伝わるようになり、ファンの心をつかむSNSに育っていきます。
観光客への認知が広がる
四季や地域性を打ち出した発信により、「ちょっと行ってみたい」と思わせる投稿が可能になります。SNS経由での観光来店も見込めます。
フォロワーとの交流が生まれる
コメントを促す投稿により、フォロワーからの反応が増え、SNS上での双方向のやりとりが活性化されます。信頼関係の構築にもつながります。
ECや問い合わせにつながる導線が明確に
発信の中に「詳しくはプロフィールのリンクから」などの導線を組み込むことで、問い合わせや商品ページへの遷移が自然に促されるようになります。
SNS運用サポートのご案内

弊社が提供できる支援内容を整理しました。SNSや動画に不安がある方でも安心してご相談いただけます。
SNS投稿のテーマ整理・カレンダー化
投稿に悩まないよう、月単位・週単位でテーマを決め、投稿カレンダーを一緒に設計します。季節イベントや商品の魅力を組み込みます。
動画コンテンツの撮影・編集サポート
スマホで撮影した素材をもとに、ストーリー性のある短尺動画に編集いたします。雰囲気を大切にした丁寧な編集が得意です。
プロフィール文やハッシュタグの見直し
意外と見落とされがちなプロフィール文やハッシュタグを最適化し、検索性・来店意欲アップに繋がる改善をご提案します。
フォロワーとの交流設計支援
コメントしやすい投稿設計や、リアクションがもらえる工夫など、「会話を生むSNS」を実現するための具体策をご提供します。
定期的な振り返り&改善アドバイス
月1回のオンライン相談やレポートを通じて、投稿内容の振り返りと改善をお手伝いします。伴走型で支援いたします。
まとめとご相談のご案内

最後に、今回のご提案を振り返りつつ、同じようなお悩みを抱える皆さまへのメッセージとご案内をお届けします。
小さな変化を大きな魅力に変えるSNSへ
目立つ話題がない日でも、日常の中に光る“タネ”はたくさんあります。それをSNSでどう伝えるかが鍵です。
誰でもできる、でも一人では難しい
SNSは気軽に始められる分、継続や工夫に悩むことも多いです。そんなときこそ、一緒に考えるパートナーの存在が力になります。
店舗の個性に合った提案を
私たちはテンプレート的な施策ではなく、店舗の空気感やお客様との関係性に寄り添ったご提案を大切にしています。
動画があると世界が広がる
写真だけでは伝えきれない「音」「動き」「雰囲気」を動画で伝えることで、想像以上の反応が得られることもあります。
ご相談はお気軽に
もし少しでも「うちも似てるかも」と感じたら、まずは気軽にご相談ください。ゆり子がしっかりお話をお伺いします。