Vol.24 SNS初心者の美容室スタッフが発信を習慣化するまでのリアルな道のり

「SNSって何を投稿すればいいの?」と悩む美容室スタッフに寄り添う実例と提案をご紹介します。初めての担当でも大丈夫。

「デジタルに詳しそう」と任された若手スタッフが、初めてSNS運用に挑戦。
空気感を伝える投稿を目指して、少しずつ歩み出す過程をリアルに描きます。
初心者ならではの葛藤と小さな成功体験に、あなたもきっと共感できるはず。

この記事では、架空のヒアリング内容をもとに、SNS初心者の方でも取り組める運用プランと具体的な施策をご紹介します。

企画の趣旨

こんにちは、「SNS運用 勝手に企画提案」担当のゆり子です。
動画編集、SNSのことはゆり子が担当してまいります。
よろしくお願いいたします。

本ページに記載の内容はお店も人物も実在しない架空のものです

相談者プロフィール(架空)

今回ご相談いただいたのは、美容室「くもりの灯堂」で事務業務を担当する若手スタッフ、大平真樹さんです。店内のギャラリースペースと連動した発信に初挑戦中です。

大平 真樹 さん(架空)

SNS担当の 大平 真樹 さんについて、基本情報をご紹介します。

相談者プロフィール表
氏名 (架空)大平 真樹
氏名カナオオヒラ マサキ
性別男性
年齢34歳
立場従業員(若手)
SNS担当になった経緯デジタルに詳しそうだと思われて任された
SNS経験・実績未経験。今回が初めてのSNS担当
SNS以外の担当業務事務作業全般

店舗プロフィール(架空)

大平さんが勤務する「くもりの灯堂」は、美容とアートの融合を目指す地域密着型の美容室です。

店舗プロフィール表
店舗名 (架空)くもりの灯堂
経営形態法人
立地環境地方都市の中心部
業種美容室
サービス形態来店型
定休日・営業時間日曜定休・11:00〜20:00
従業員数3人
開業開業11年目
店舗の特長店内にギャラリースペースを併設し、地域作家と展示コラボ
主要な来店方法車(駐車場完備)
来店客の傾向平日は主婦層、週末は観光客や家族連れ
ターゲット層近隣の会社員層(女性中心)
開業理由地域貢献を目的としたオーナーの想い
収益構造カット・カラー等の施術が中心
主な競合媒体ホットペッパービューティー、Instagram
競合状況近隣に大型チェーンがあり価格競争が激しい
今後の展望展示と発信を組み合わせて新規層の来店を狙う
デジタル対応状況LINE公式アカウントあり/SNSは試行中
過去の販促経験チラシ(近隣スーパー・飲食店中心)
SNS活用の目的店舗の雰囲気とおしゃれさを発信し、集客につなげたい
投稿の主な内容スタッフの日常・展示・店内風景

SNS発信に関する情報

初めての運用で戸惑いながらも、店舗の雰囲気を伝える発信に挑戦しています。

SNS発信に関する情報表
SNS活用状況やや活用中
投稿内容の主軸スタッフの日常・展示風景
使用機材古いスマホ(画質にやや難あり)
投稿スタイル写真+ひとこと/文面は控えめで丁寧
投稿頻度不定期(月1〜数回程度)
協力体制基本は本人撮影。時々スタッフに協力を依頼
フォロワー対応コメント・DM対応はほとんど行っていない
発信の目的店舗の雰囲気と世界観を知ってもらうこと
悩み・困りごと投稿ネタに困る/画質が悪い/反応が少ない
投稿に対する反応「いいね」は少数。知人からのDMが一度あった
モチベーションの源誰かの反応が嬉しい/空気感を伝えたい

SNS担当になった経緯

SNS担当になったきっかけは、「大平さんってデジタル得意そうだよね」という一言からでした。

実際にはSNS未経験で、スマホも古く撮影も苦手。しかし任されたからにはやらなきゃと、見よう見まねでInstagramを始めました。

最初の投稿は、白壁前で撮ったスタッフの写真。何度も文面を修正しながら投稿した結果、知人から「いい雰囲気だね」と言われ、少しだけ自信がついたそうです。

ただし、日々の業務に追われて投稿は不定期。何を載せれば良いのか、反応がないと落ち込むなど、手探り状態が続いています。

それでも「せっかくギャラリーがあるんだから、この雰囲気を知ってほしい」と感じ始めたことが、小さなモチベーションにつながっています。

担当者の価値観・こだわり

  • 投稿は丁寧な言葉で、堅実な雰囲気を保ちたい
  • 店内の落ち着いた空気感を、写真で伝えたい
  • スタッフの人柄や空間の魅力を届けたい
  • 盛りすぎず、自然な発信を心がけている
  • 無理なく、できる範囲で発信を続けたい

現状の課題(架空)

スマホの画質が悪く、写真が暗くなりがち

撮影に使っているスマホが古く、店内がナチュラルな照明ということもあって、写真が暗くなりがちです。 「このままじゃ雰囲気が伝わらない」と思いながらも、機材を変える余裕はなく、工夫にも限界を感じています。

投稿のネタに困り、間隔が空いてしまう

何を投稿していいか分からず、気づけば1か月空いていたことも。「また止まっちゃった」と自己嫌悪に陥ることもあり、習慣化の難しさを実感しています。

反応が少なく、自信をなくしてしまう

投稿しても「いいね」が数件程度。コメントもなく、「これで合ってるのかな…」と迷いながらの発信で、続ける気力が湧かないこともあります。

スタッフに撮影をお願いしづらい

日常の投稿にはスタッフの協力が必要ですが、「これ撮っていいですか?」と声をかけるのが苦手で、つい遠慮してしまいます。

おしゃれに見せたいけど、やり方がわからない

店の世界観は大切にしたいけれど、編集や加工の知識がなく、写真も文章も“ただの記録”になってしまいがち。 「どうしたら“おしゃれ”に見えるんだろう…」と日々模索中です。

SNS・動画活用による改善提案

「自然光+白壁」を活かしたシンプル撮影

店内の白壁と自然光を背景にした撮影を基本にすることで、画質の弱さをカバー。スマホでも雰囲気を伝えやすくなります。

「スタッフの声」を一言添える投稿スタイル

日常の風景に、スタッフのひとこと(「今週の展示のお気に入り」など)を添えることで、投稿に温度感が生まれ、フォロワーとの距離も縮まります。

週1回の「予約投稿デー」を設定

「思いついたときに投稿」だと継続が難しいため、週に一度だけ投稿をまとめて作る習慣を設け、下書き投稿や予約機能を活用して無理なく運用します。

イベント展示と投稿を連動

ギャラリーの展示に合わせて「設営中の様子」や「おすすめ作品」を紹介する投稿を行うことで、来店のきっかけにつながる情報発信になります。

「無加工でも映える」構図や距離感を習得

スマホの性能に頼らず、「引きで撮る」「背景に空間を活かす」など、最低限の構図テクニックを覚えることで、自信のある投稿が増えていきます。

提案によって期待される未来の変化

投稿が「義務」から「表現」へと変わる

やらなきゃ、ではなく「伝えたいから発信する」という気持ちの変化が生まれ、投稿へのモチベーションが安定します。

店の雰囲気がフォロワーに伝わるようになる

空気感を大切にした投稿によって、「ここ、落ち着きそう」「一度行ってみたい」と思ってもらえる機会が増えます。

周囲との会話のきっかけになる

「この前の投稿見たよ」「あの展示、素敵だったね」とお客様やスタッフとの会話の糸口になり、SNSが人間関係をつなぐツールになります。

新たなターゲット層への認知が広がる

これまで接点の少なかった会社員層やアート好きな若者に対しても、店舗の存在や価値が届きやすくなります。

発信を通じて、自分の仕事に誇りが持てる

SNSを通して「誰かに喜ばれている実感」が得られることで、裏方の仕事にも前向きな意味づけがされていきます。

SNS運用サポートのご案内

まずは「なにを投稿すればいいか」を一緒に考えます

「ネタがない」「何を書けば…」という方には、店舗の強みを一緒に整理し、投稿アイデアをご提案します。

撮影や編集に不安がある方もご安心を

スマホの撮影でもOK。光の使い方や構図のコツなど、機材に頼らない“伝わる工夫”をサポートします。

投稿作業だけ外注したい、も歓迎

毎週の投稿が負担に感じる方には、撮影済み素材をもとに、文章作成・投稿代行のプランもご用意しています。

月1回の壁打ち相談で無理なく継続

習慣化が難しい方には、月1回のペースで相談できる「壁打ちサポート」も可能です。無理なく続く体制を整えます。

「自分たちらしさ」を大切にした発信を支援

店舗や担当者の価値観に合わせて、テンプレート化しすぎない“自然体のSNS”を一緒に設計していきます。

まとめとご相談のご案内

「任されたけど自信がない」方へ

今回のように、突然SNS担当になって戸惑っている方は少なくありません。 まずは、「できる範囲でやってみる」ことから始めてみませんか?

悩みながら発信している人にこそ、届けたい

完璧な投稿でなくても大丈夫。少しの工夫と継続が、あなたらしい発信に繋がります。

困ったときは、一人で抱え込まないで

苦手な作業、わからないことは外注しても構いません。発信の壁は、分け合えば越えやすくなります。

地域の魅力を、あなたの手で広げていこう

日々の投稿は、地域の文化や空気感を伝える手段にもなります。SNSの力で「らしさ」を発信していきましょう。

まずはお気軽にご相談ください

「自分のケースでも大丈夫かな?」という方も、ぜひお気軽にご連絡ください。無料相談も承っています。