Vol.17 高齢オーナーのSNS挑戦!カフェ併設ゲストハウスの集客を変えるInstagram活用術

人手不足でもSNSは味方に。カフェ併設ゲストハウスの店主が、Instagramを活かして集客改善に挑戦中!

観光地でもない、流行でもない。
けれど、確かに人が集まる場所には理由があります。
その秘密、Instagramがそっと後押ししてくれるかもしれません。

この記事では、架空のヒアリング内容をもとに、SNS初心者の方でも取り組める運用プランと具体的な施策をご紹介します。

企画の趣旨

こんにちは、「SNS運用 勝手に企画提案」担当のゆり子です。
動画編集、SNSのことはゆり子が担当してまいります。
よろしくお願いいたします。

本ページに記載の内容はお店も人物も実在しない架空のものです

相談者プロフィール(架空)

今回ご相談いただいたのは、地方都市でゲストハウス兼カフェ「やわらぎ庵カフェ」を営む熊田亮さんです。住宅街に位置する落ち着いた空間で、主婦層や観光客に親しまれています。

熊田 亮さん(架空)

SNS担当の熊田亮さんについて、基本情報をご紹介します。

相談者プロフィール表
氏名 (架空)熊田 亮
氏名カナクマダ リョウ
性別男性
年齢67歳
立場オーナー
SNS担当になった経緯人手不足で他に任せられるスタッフがいなかった
SNS経験・実績SNS歴5年。リールやストーリーズを見よう見まねで活用中
SNS以外の担当業務商品の仕込みなど調理業務も兼任

店舗プロフィール(架空)

熊田さんが運営する「やわらぎ庵カフェ」は、和風のゲストハウスに併設された地域密着型のカフェです。観光客だけでなく、近隣住民にも愛されています。

店舗プロフィール表
店舗名 (架空)やわらぎ庵カフェ
経営形態個人事業
立地環境地方都市中心部の住宅街
業種ゲストハウス
サービス形態宿泊+カフェ併設
定休日・営業時間日曜定休・11:00〜20:00
従業員数2人
開業開業18年目
店舗の特長自家焙煎コーヒーと焼き立てスコーンが人気
主要な来店方法徒歩
来店客の傾向平日は主婦層が中心
ターゲット層ファミリー層
開業理由転職して始めた第二のキャリア
収益構造宿泊とカフェ売上が中心
主な競合媒体Instagram
競合状況同業の個人店舗が少なく、地域で独自性を出しやすい
今後の展望ワークショップやイベントを定期開催したい
デジタル対応状況アナログ派
SNS活用状況未活用(投稿に苦戦中)
過去の販促経験地域店舗とのコラボ企画あり
SNS活用の目的地域の新規客を増やしたい
投稿の主な内容商品の紹介

SNS担当になった経緯

SNS担当になったきっかけは、人手不足でした。熊田さんは18年前にゲストハウス業を始め、地元とのつながりを大切にカフェも併設して運営してきました。しかしスタッフは少なく、SNSも自ら対応するしかなかったのです。

5年前にInstagramのアカウントを開設。とはいえ、最初は見るだけで投稿は未経験。「見るだけでもSNSやってるって言えるのかな」と思いながらも、周囲に促されてリールやストーリーズも少しずつ試すようになったそうです。

慣れないスマホ操作や投稿のデザインに苦戦しながらも、「この年でも何とかなるもんだね」と、熊田さんらしい前向きな姿勢が印象的でした。

現状の課題(架空)

ここでは、熊田さんからヒアリングした内容をもとに、現時点で抱えている課題を整理していきます。

投稿に時間がかかりすぎる

写真の選定や文字入れなど、1投稿に1〜2時間かかってしまうのが悩み。営業や仕込みの合間に進めているため、途中で中断してしまうこともしばしばあるとのことです。

デザインに自信がない

「おしゃれな投稿にしたいけど、センスがない」と感じてしまい、投稿をためらってしまう日もあるそうです。結果、更新の頻度が安定せず、継続的な発信に結びついていません。

フォロワーは少しずつ増えているが交流がない

地道に続けている投稿でフォロワーは少しずつ増えているものの、コメントやリアクションは少なく、反応が見えづらいため「見てくれているのかな?」と不安になることもあるとのこと。

イベントやワークショップの告知がうまくいかない

地域とのつながりを深めるために始めたワークショップ企画。しかし、開催前にうまく告知できず、参加者が集まらないという課題を抱えていました。

店舗の魅力が写真だけでは伝わらない

「ここに来て感じる空気感や雰囲気がSNSでは伝わりづらい」と感じており、写真だけでは表現に限界があると実感されていました。

SNS・動画活用による改善提案

ここでは、熊田さんのお悩みに対してご提案したいSNS・動画活用の具体的なアイデアをご紹介します。

テンプレートを活用して投稿時間を短縮

Canvaなどを使って「やわらぎ庵」専用の投稿テンプレートを作成し、毎回のデザインに悩まずスムーズに発信できるようにします。文字の位置や色もあらかじめ決めておくことで、時短と統一感の両立が図れます。

「動画で見せる雰囲気重視」のコンテンツ制作

店内のゆったりした空気やカフェタイムの音など、「静けさ」や「ぬくもり」を伝えるショート動画を制作。写真よりも圧倒的に伝わる感覚的な魅力を届けていきます。

定期開催イベントのシリーズ化と固定投稿化

ワークショップやコーヒー体験などのイベントは、月1回など定期開催にして、毎月の投稿パターンを決めておくと発信が習慣化しやすくなります。開催スケジュールは固定投稿で常に確認できるように設定しましょう。

「お客さまの声」や接客風景を投稿に取り入れる

実際の来店者の感想や、スタッフとの交流の様子をストーリーや投稿に取り入れることで、フォロワーとの距離感を縮め、反応も生まれやすくなります。リポストの仕組みも有効です。

地域内の店舗と緩やかなコラボを仕掛ける

隣の雑貨店や和菓子屋など、相性のよい店舗とInstagram上で紹介し合う“ご近所コラボ”を企画。ハッシュタグやタグ付けで相互送客を生み、認知拡大につなげます。

提案によって期待される未来の変化

text : ご提案の実施によって、熊田さんのお店にどのような変化が期待できるかをまとめました。
SNSの力で広がる未来のイメージを描いていきます。

投稿が習慣化し、時間負担が軽減される

テンプレートの導入や投稿パターンの明確化により、「迷わず投稿できる」状態になります。結果的に、投稿時間が短縮され、負担なく継続できるようになります。

「空間の魅力」が動画で伝わるようになる

店舗のぬくもりや静かな雰囲気がショート動画で視覚的に伝わり、初めての方でも「ここに行ってみたい」と感じる動機につながります。

イベント参加者が増え、地域との関係も深まる

定期イベントの認知が進むことで、参加者の層が広がります。地域住民との交流も活性化し、「地域に愛される場所」としての存在感が強まります。

フォロワーとの双方向のやり取りが増える

ストーリーやリポストを活用することで、フォロワーとの交流が生まれ、「見ているだけ」のフォロワーが「関わるフォロワー」へと変わっていきます。

新規客の来店動機がSNS発信から生まれる

SNSで店舗の世界観が伝わることで、これまで知らなかった層にもリーチ。主婦層や観光客など、狙いたいターゲット層の新規来店につながります。

SNS運用サポートのご案内

text : 弊社が提供できる支援内容を整理しました。SNSや動画に不安がある方でも安心してご相談いただけます。

テンプレートデザインの作成サポート

投稿のテンプレートを事前にデザインし、Canvaなどでご提供。投稿時の迷いをなくし、時短とクオリティUPを同時に実現します。

ショート動画の撮影・編集代行

店舗の魅力を動画で伝えるための撮影・編集をサポート。雰囲気が伝わるショート動画を継続的に制作できます。

月ごとの投稿カレンダー設計

イベント・メニュー・季節ネタをもとに、1ヶ月の投稿内容をスケジューリング。継続できる仕組みをご提案します。

地域コラボ企画のプランニング支援

近隣店舗とのSNS連携企画の立案・運用もお手伝い。タグの使い方や紹介文のテンプレなど、具体的な形で提案します。

アカウント運用の相談窓口

投稿のフィードバックや、困ったときの相談窓口としてご利用いただけます。SNSが苦手な方でも、継続して発信ができるよう支援します。

まとめとご相談のご案内

text : 最後に、今回のご提案を振り返りつつ、同じようなお悩みを抱える皆さまへのメッセージとご案内をお届けします。

「できる範囲で続ける」SNSの味方に

苦手意識があっても、できることから少しずつ続けることで成果は出てきます。無理なく、自分のペースで運用していけるSNSのあり方をご提案します。

発信の目的を明確にすると継続しやすい

誰に、どんなことを伝えたいのか。目的をはっきりさせると、発信内容もブレなくなり、継続のモチベーションが上がります。

地域とのつながりは大きな資産になる

地元の方々との関係性が深まることは、継続的な来店や口コミにもつながります。SNSはその橋渡しとして活用できます。

外注の力を借りて「できない」を解消

自分ひとりでは難しいことも、少しサポートを受けるだけで前に進めることがあります。迷っている方ほど、一度ご相談ください。

ゆり子が、親身にお話をお伺いします

SNSが苦手でも大丈夫です。あなたのペースに合わせて、一緒に考えていくことができます。まずはお気軽にご相談ください。