ホテル1室おさえました。
篠原 隆司
ホテル1室おさえました。
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"9月上旬、ツイッター上に「仙台のホテルが予約取れない」という女性のつぶやきが漏れた。
これを察知したビジネスホテルチェーン、リッチモンドホテルがすぐさま「1室おさえました」と投げかけた。
感動した女性はツイッターで言及、「口コミで登録者が1日に数百人増えた」とホテル担当者は話す。
実は担当者は「出張」というキーワード検索で多数のつぶやきの中からリアルな需要を探し出したのだ。"
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こういうの見かけると泣きそうになるね。
先日のタイガーウッズの事故の件。
事故発生からどこよりも早く情報を投げたのがアメリカの「BNOnews」。
ツイッター上に、
【速報: 高名なゴルファー タイガー・ウッズがフロリダの自宅近くで車の衝突事故により重傷】
と報じた。
それを見かけた、ツイッタラー(ツイッターユーザー)がリトゥイート(転送)を繰り返し、あっという間に世界中のツイッタラーの知ることになる。
第一報からほんの数分足らずで。
ある者は、その情報をブログで、また写メで情報を発信する。
発生から10分後には、Googleの検索結果に情報が反映されだし、事故現場や事故の具体的な情報がweb上に現れ始めた。
事故発生から30分後、ようやくCNNにより速報が報じられた。
【フロリダの警察当局によれば、ゴルファーのタイガー・ウッズが自宅近くの自動車事故で負傷した。】
たったこれだけの速報。
CNNが速報を出すよりも先に、ツイッター、そしてGoogleには既に詳細な情報が掲載されているというのに。
さらに、日本のTV、新聞ともなれば、さらに遅れて報道されることになる。
情報の信憑性というのが大事だと言うのは分かる。
ただ、信憑性を確認するよりも先に、動かなくてはいけない場合だってあるんじゃないか?
これが、個人の事故の情報だったから良かった。
しかしこれが、地震や津波、犯罪など、自分自身の身に降りかかってくることならば、信憑性うんぬんなんて言ってられないだろう。
何よりも速報が大事で、それを知ってどうするかは個人が判断すること。
デジタルディバインド(情報格差)
情報化社会は既に始まっている。
外食に行って、定休日だった時の空しさってあるよね。
そのお店の定休日っていう「情報」を知らなかったための損失、時間的、気分的な損失。
そう、情報格差は昔からあった。
それがより顕著に現れ始めた。
インターネットによって。
ツイッターによって。
【ネタ元】
http://takojima.tumblr.com/post/261497783/9
http://jp.techcrunch.com/archives/20091127internet-twitter-tiger-woods/