ルール(規則)を作る者たち
篠原 隆司
校舎の陰、芝生の上、吸い込まれるそらー♪
まぼろしとリアルな気持ち感じていたー♪
尾崎豊「卒業」。
この曲は、丸暗記してる。
中学の合唱コンクールで私のクラスが歌った曲。
何度も何度も練習したから今でも覚えてる。
ある日の音楽の時間。
教室移動で音楽室に向かうとテレビが映っており、先生やらみんながテレビに釘付けになってた。
なんだろうと覗き込むと・・・
尾崎豊の報道。。。
もうあれから、17年にもなるのかぁ。
「卒業」
私のクラスは、この歌を選曲したわけだけど、みんな意味が分かってたのだろうか?
少なくとも私は意味は分かってなかった。
ただ、何か怒りに満ちた曲だなぁってくらいには思ってた。
さて、「卒業」の詞の中でキーになっているものの1つに「ルール」がある。
束縛された自由。
自由とは名ばかりの束縛に誰も気が付いていない。
ルールは、ルールを作るものが得をするように作られている。
校則を作ることで一番得をするのは校長だ。
社則を作ることで一番得をするのは社長だ。
条例を作ることで一番得をするのは市長や知事だ。
法律を作ることで一番得をするのは政治家だ。
そして、ルールを作る者たちは、自らが損をするようなルールを作らない。
まーそれはしょうがない。
だって人間だもの。
ある程度は、誰もが許容するだろう。
しかし、ある一線を越えたとき、それはどうなるだろう?
ルールは、ルールを作るものが得をするように作られるが・・・
しかし、ルールを強制される者達は、理不尽なルールの影響を受けない楽園に逃げ出すこともできるってこと。
そして、気が付いた人から順に楽園に逃げていっている。
仕組まれた自由に、誰も気ぃづかずに♪
あがいた、日々も終ぉわるぅ♪
こぉの支配からの、卒業♪
戦いからの、卒業♪
さー、あなたは何から卒業して、どんな楽園を目指す?