I wish you a happy new year
篠原 隆司
明けましておめでとうございます
はてさて、なにが「おめでたい」のやら?
諸説あるだろうけど、最近こう考える・・・というよりも『実感』することが多くなってきた今日この頃・・・
それは・・・
【なにはともあれ、新年を迎えることができた。昨年1年をなんとか生きながらえた。あなたもわたしも】
だから、めでたい!おめでたい!!
新年早々、忌み言葉的な何かを書くのもなんだけど、まぁ、みんな色々あるよね。
良かったことも、良くなかったことも。
色々あったと思うんだよね。
その最たる例が「喪中」だったりもするわけで。
でも、そうじゃないこともあると思うんだ。
去年あれだけ話題になった「年越し派遣村」。
今年ってあまりテレビとかで見聞きしていないんだけど、皆さんTVや新聞で見た記憶はありますか?
でもね、確実に「ある」んですよ。
この年越しも、全国各地で「年越し派遣村」やっているんですよ。
年越しを目前に控え、離婚してしまった夫婦、別れを選んだカップル、家出だったり、住むとこを追い出されてしまった人達。
こういう人達だっているんだよ。
一見、幸せそうに見える家庭でも、DVや虐待であったり、老人介護の問題だったり、働かないニートな子供を持ってたりね。
こういうのは本人が隠そうとするから周りも気がつかない。
世間がクリスマス、年越しとバカ騒ぎしている影で、暗闇の真っ只中にいる人達は少なくないくらいには多いんだよ。
そこにいるような方々に、「明けましておめでとう」なんて言っていいのかな?
ってふと疑問に陥る。
そういう疑問をここ数年くらいは抱いていた。
そして思ったのが冒頭の言葉なんだよね。
で、それって実は、「あけましておめでとう」の意味そのまま。
本来の意味は、
「お互いに死なずに健康なまま新年を迎えることができました。おめでとう」
だから「亡くなった場合」に限って、それを拒否する「喪中」へと繋がる。
ということで、そういう暗闇にいる人たちだって、めでたいのだ。
何よりも、今、どんな場所に、どんな格好でいようとも、生きている。
生きているからめでたいのだ。
みんな、明けましておめでとう!