夢の行く末
篠原 隆司
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夢を語るのはもう終わりにしないか?
俺たちももう30歳だ。
そろそろ現実に移すべき時期に来ているのじゃないか?
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「ロバート・キヨサキ」がその友人と交わした言葉だ。
うろ覚えだから正確じゃないけど、たぶんこんな意味の言葉だったはず。
当時彼は、年越しを友人と一緒に山小屋で過ごしていた。
スキーを楽しむ為に。
毎年の恒例行事だった。
2人は、将来のこと、夢のことを話し合う仲だった。
それまでにも何度もお互いの夢について語り合っていた。
しかしそれは、語るだけだった。
あなたにも、将来のことや夢のこと、誰かに話をしたことがあると思う。
そんな大げさなことじゃなくっても、
「○○が欲しい」
「○○に行きたい」
「○○をしたい」
「○○になりたい」
「○○と居たい」
こんな言葉を使ったことはないだろうか?
またよくこんな質問を耳にする。
「宝くじが当たったら何する?」
そしたら色んなこと考えるよね。
で、それから現在、あなたの暮らしに何か変化はあっただろうか?
夢が、希望が叶っているだろうか?
もし叶っているのなら、それはどうしてだろうか?
もし叶っていないのなら、それはどうしてだろうか?
ロバートとその友人にとって、その冬はお互いのターニングポイントになっている。
私にとっては”今年”がターニングポイントになるようだ。
偶然が重なった部分もあるが、最後の最後の瀬戸際でそっちに舵を切ったのは私自身だ。
私はもう「会社を作りたい」という夢を口にすることは無くなるだろう。
それが現実になるからだ。
夢は1つ1つ消していくもの。
諦めるっていう消し方もあるけど、それってツマラナイよね。