メールは難しいんだよ。
篠原 隆司
仕事やプライベートで、PCや携帯でメールを使う。
そこに何を見るか?
ちなみに私とリアルに仲の良い人たちへのメールは非常にそっけない。
そっけないを通り越して、気分を害されるかもしれない。
でも、気分を害さないことがお互いに分かっている関係だったら問題ない。
会って話している感覚で書いているから、用件だけしか書かないし、非常に短時間で書きあがる。
一方、知り合って間もない方へのメールは非常に気を使う。
数百文字程度の内容を書くのに、1時間を越える。
この言葉では誤解を与えないか、何度も読み返してから送る。
この違いは何か?
それは顔が見えないから。
私は、メールが苦手だ。電話もあまり好きではない。会って話すのが一番良い。
会って話すを何度も繰り返すうちに、私のメールはそっけなくなる。
「自分の表情」を文章にする必要が無くなるからだ。
メールは嘘つき。
そこに書かれている文章が、その人の本心かどうか知ろうとしないと辿りつけない。
電話なら声色や間から少なからず推測することができる。
会って話せば、顔の表情で分かる。
顔は口ほどに物を言う。
笑顔で「バカ」と言われるのと怒った顔で「バカ」と言われる違い。
メールなら絵文字があるって?
ふーーん。
それで信じるんだ。
バカ(^o^)/
これが「あなたのことを気遣って本心を隠して送ったもの」かどうか、あなたは読み取れるだろうか?
それまでのやりとり、その人の性格、その人との関係。
それらを深く考えていくと、本心に近づくことはできると思う。
ただ、文面のままを受け取ってしまうのは危険だ。
それはどんな場面でも言える。
他愛の無い普通の会話の中にも、色々なものが隠されている。
メールなら地雷を踏みやすいのに、会って話しているとどこに地雷があるか察知することができる。
会って話していると宝石を見つけることもできるのに、メールでは宝石そのものが存在しないに等しい。
もちろん使い分けが大切。
どの場面でどっちを使うかはあなた次第。