自己アピール
篠原 隆司
学生でも社会人でもそれは同じだと思う。
自分のことをアピール。
例えば、就職活動の面接・履歴書。
例えば、取引先への営業トークやプレゼン。
自分、または自分の属する組織をアピールする場面ってあると思う。
でもなぁ、なんかなぁ。
それって嘘?大げさ?誇張?
そのへんのさじ加減が、私の最も苦手とするところ。
まず第一に、「自分なんてたいしたことない」って思ってる。
「なんにもできない奴だ」って思ってる。
自分で自分をそう思ってる。
特に、パソコンのことに対して。
プログラムのことに対して。
私はなんにも分かってない子供みたいなもんって思ってる。
だから、私が他者に対して、「自分はプログラムができます」ってセリフを吐く時は、自分の本心とは違うから「嘘」を言っていることになる。
一応、私の名誉のために言っとくけど、私がコンピュータのことをどれほど理解していないかは、ネットで「aulta」と検索して頂ければ分かって頂けると思う。
まぁ、そんなこと言うと友人たちは、
「ウソをつけーーー」
って言うんだけどね(笑)
うん。彼らの言うことも間違っちゃいない。
でもね、私よりもスゴイ人なんて世界中にゴロゴロいるんだよ。
そんな神様のような人と比べたら、私なんてまだまだ未熟もの。
ぜんっぜん、プログラムのことを分かってないドシロウト。
えっ?比べる相手を間違ってるって?
なんで?
香川の田舎で、セミナーもない、交流もない、情報もない。
そんな環境だったから、私はネットに助けを求めた。
ネットで質問をすると、どんな質問でも、誰よりもたくさん、正確に、分かりやすく教えてくれる方がいた。
「この人に知らないことってあるのか?」
そんな疑問を抱くこともしょっちゅうだった。
それからもう8年が経った。
今の私が、当時のあの方たちと同レベルに達したかというと、そんなことはないと思ってる。
他にもたくさんの素晴らしい人たちがいることを知っている。
だから私は「できない」っていう。
だけど、社会に出てその言葉を発すると「こいつできないやつだな」と本気でそう思われるから困る。
だから私は、自分にウソをつかなくちゃいけない。
「私はできます」
って。