偉そうに振舞うことのリスク
篠原 隆司
私のことをリアル/ネットを問わず、深く知っている人は何人かいると思う。
彼らから、私はどう見られているんだろう?
今日、私のいない場所で、「私のことをネタに話をした」という話を聞いた。
特に根ほり葉ほり聞くつもりもなかったけど、彼は事細かにあったことを話してくれた。
「aultaさんにはいつもお世話になっているんですよーー」
「いえいえ、僕のほうこそいつもお世話になっているんですよーー」
「aultaさんにはいつも助けられてばかりで・・・・」
「aultaさんがいなかったらどうなってたことか・・・・」
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
ってーーおおーーーーーいいいいいいいいい
まてっ
そして、まてっ
おちつけ。
と・に・か・く、おちつけ!!
何を言っているんだ!きみたちは!!
何もしてないよ。僕。
僕は何もしてないよ。
確かに私が先に歩いて、「そっちじゃないよ、こっちだよー」って手を振って呼んだかもしれない。
でもさ、その道を歩いてきたのは、まぎれもなく、あなた達の「足」じゃない。
あなた達自身の足で歩いてきたんだよ。
私は横から偉そうに言っているだけ。
そこを間違えられると困る。
困るけど、まぁ・・・影でこんなこと言われると、素直にうれしい。
さて、まぁなんといっても、このブログを読んでくださっている人も思っているのかもしれないけど・・・
「aultaって偉そうじゃね?」
ってこと。
少なくとも私はそう思ってる。
でもさ、そうやって振舞うのも楽じゃないんだよ。
色々、プレッシャーあるよ。
だってさ。みんなさ。よく言うじゃない。
「偉そうにしてるけど、お前はどうなんや!」
と。
だから、私は、そんなセリフを言わさないようにしている。
言わさないようにするのは、とっても簡単で、とっても難しいこと。
「どうなんや?」と聞かれたら、それを目の前で見せてあげればいい。
「ほら。これでどう?」
って。
そしたら相手は納得してくれる。
とっても簡単なこと。
・・・・言うだけならね。
だってさ、「オマエやってみろ!」って言われてさ、できる?
自分の得意分野ならまだしも、縁のない分野で、どうやってするの?
それを、やってみせろってさ、無理でしょ。
だから、どうするのか?っていうと、できるようになるしかない。
「今できなくても」、そっちに向かって進んでいる必要がある。
「やったことありません」「分かりません」「知りません」「ちょっと聞いてきます」「分かるものを連れてきます」
そんなセリフ、恥ずかしくって言えない。
おまーーなに言ってんの?って話。
恥ずかしすぎる。
穴があったら入って、上から土をかぶせてくれーってくらい恥ずかしい。
意見を口にするにふさわしいだけの「経験と知識」はもっていなきゃ話にならない。
それとさ、みんながみんな話しを聞いてくれるわけじゃないよ。
私の言い方が気に入らないって人もいっぱいいると思う。
別にそれでも良いと思ってる。
ストレートに言ってくる人もいれば、静かに離れていく人もいる。
正直、私は困らない。
でも、悲しい。もったいなくて悲しい。
その才能の開花に立ち会えなくなることが悲しい。