思い出があるから生きていける。
篠原 隆司
皆さん、楽しかった思い出ってどのくらいありますか?
逆に辛かった思い出は?
今、何歳ですか?
私は30歳ですが、あなたの年齢に置き換えて思い返してみてください。
29歳の時の思い出。
28歳の時の思い出。
27歳、26歳、25歳
・・・
10歳、9歳、8歳・・・
その「年齢」の時に起こったエピソード。
年齢ごとになんでも良いから1つずつ挙げてみよう。
それじゃ次。
直近、1年間の思い出。
去年の6月から今年の6月まで、ひと月ごとの思い出を思い返してみよう。
なにかエピソードってありましたか?
大きな事じゃなくたって構いません。
あなたの「心」に残ったエピソード。
今、思い出せるエピソードがあるなら、それがそうだと思います。
そのエピソードは、「楽しい」ですか?「辛い」ですか?
これも、どちらでも構いません。
1日が過ぎるのって一瞬の出来事です。
1週間も、1ヶ月も。そして、1年間という長いと思われる期間も、過ぎ去ってしまえば一瞬の出来事です。
おそらく人生も・・・。終わりが近づいた時、それを実感するのだと思います。
どんなに楽しい1日も、どんなに辛い1年間も、終わってしまえば思い出となるか、もしくは忘れ去ってしまいます。
昨日、友人と「気が向くまま」にドライブをしてきました。
その間は、普段の日常・・・現実を完全に忘れていました。
行きたいところへ行き、おいしいものを食べ、なんの気も使わない友人とのドライブ。
その帰り道、友人は言いました。
「人間って思い出のために生きてるよな」
と。
「今日、この日はもう終わろうとしてる」
「でも、10年後とかに会った時、今日のことが話のネタに出てくるやろうな」
と。
10年後、20年後、
「あの時はこうだったよね」
そのセリフを言うためには、遊びにしろ、仕事にしろ、
それから家族、友人、恋人、同僚、その他、自分に関わる多くの人と、
「今」
を、大切にしていかなきゃいけないよな、としみじみ思った。
・・・ってか、そろそろ、この思い出たちに新しい登場人物を加えなきゃいけないお年頃(汗)