パクることから始めよう
篠原 隆司
みんな誰でも最初は初心者。
経験も才能もない。
できなくて当たり前。
上手になるためにどうしよう?
私がプログラムを始めて10年。
webサイトを作り始めて5年が経った。
webサイトってのは覚えるものがたくさんある。
インターネットの知識。
プログラムの知識。
デザインの知識。
情報収集の知識。
かなりおおざっぱに分けてみた。
これを1つ1つ掘り下げると、とてもここには書ききれない。
だから、分業が行われる。
サーバ構築ができる人。
プログラムができる人。
デザインができる人。
情報を集めて指揮をとる人。
それぞれがプロフェッショナル。
それが会社組織だろう。
だけど・・・
個人や趣味でサイト運営をやってる人は?
分業もなにも、全部1人でやらなきゃならない。
全部、1人でできるようにならなきゃならない。
プログラムできません。デザインの才能ないです。
では、1人でサイトを作ることなんてできない。
まぁ上手いこと適当に妥協することになるんだけど。
で、私は1つ1つ必要に応じて覚えてきた。
その経験で分かったこと。
「パクることから始める」
別にコンピュータに限ったことじゃないんだけど・・・
人の作品を見て、良いと思ったものは、真似してみる。
そっくりそのまま同じものを作ってみる。
ただ「パクる」だけでは意味がない。
大事なのは【同じものを作れる】ようになること。
真似して作ろうと取り組むが、どこかで壁に当たる。
どうやってそれを実現しているのか理解できない場面が出てくる。
本当に初心者の頃は、しょうもない壁がたくさんあるものだ。
その壁を1つ1つ超えていき、同じものを作れるようになった時、かなりレベルアップしているのが実感できる。
それと同時に、アイディアのストックが貯まる。
今回はこうしたけど、次は、この部分をこんなふうに変えてみたらおもしろいよな。
とか
この作品と、自分のこの作風を組み合わせたらおもしろいんじゃないか。
などと、たくさんの発想が湧き出てくるようになる。