科学の世界は魔法の世界。
篠原 隆司
ちょいと質問してみます。
「魔法って信じる?テレパシーってあると思う?」
この質問への捉え方は皆それぞれだと思います。
よく昔から「虫の知らせ」「第六感」「予知夢」とか言ったりしますね。
なんにも言っていないのに、どーしてお前は気がつくんだよ!って感じで。
「大丈夫だよ」って言われるだけで根拠もなく頑張る力が出てきたりね。
これって魔法だよね。
「痛いの痛いのとんでけー」って言われたら痛みなんて忘れるよね。
ケアルだよ。ホイミだよ。
でも、そういう話はしないです。
オカルト的なことも、実は軽視できないくらい大事だけど、今回は違うです。
科学ネタです。
で、何から書こう?
じゃ、テレパシーから。
テレパシーってあれだよ。
遠くにいる人と、頭の中だけで会話しちゃうってやつ。
心に思ったことが、相手に伝わって、相手の思ったことがこっちにも伝わるの。
これ、実現可能。
今でこそ携帯電話を持って遠くにいる人と会話してるけどさ。
ちょっと考えてみよう。
携帯電話が超小型化されるとする。
物凄く小さくなって米粒くらいになっちゃう。
それをね、頭の中に埋め込むの。
それが脳神経とダイレクトに繋がって、頭の中で思っただけで電話がかけられちゃうの。
これって、まんまテレパシーじゃない??
ちまたで人気のアイフォンが超小型化されちゃったらすごいよ。
セカイカメラが、ダイレクトに脳と繋がることを想像してごらん。
で、人間ごとにもタグが付けられちゃうの。
もちろんプロフィール編集は個人個人でするだろうけどさ。
街に出てみれば、人間の頭の上に、年齢とか名前とかが浮かび上がってくるの。
そしたら面白い奴って絶対出てくるよね。
「日本人彼女募集中」とかって頭上にバルーンが出てたら笑っちゃう。
TVゲームとかもね。
今は指先の器用さで優劣が決まってしまうわけだけど、操作系がダイレクトに脳に繋がってみるとどうなると思う?
キャラクターが頭で思った通りに動くの。
そしたら、ゲームの強さって戦略、つまり頭脳戦になってくるよね。
「操作ミスったー」ってセリフがこの世から消える日が来るんだね。
まだ時間は掛かるだろうけど、こんなことが容易に想像できるくらいには、未来はいつの間にかこんなところまできてるんです。