キミの体験をトレースしてあげちゃう♪
篠原 隆司
トレース(=なぞる)
先日、前の会社の2人と我が家ですき焼パーティをした。
「今度飲みに行きましょうよ~」
ってことで、電話で、日にちと場所を相談してたら、私の目に「すき焼」の文字が飛び込んできた。
で、思わず「すき焼しよー!」って。
それで決まり。
「すき焼」の言葉を見つけたのは、モバ友の日記に投稿されてたコメント。
「今日の夕食はすき焼だったよ」
これを見なかったら絶対に「すき焼パーティ」なんて発想が出るハズがないよ。
だってまだ秋だよ。
まだまだちょっと暑いよ。
すき焼って季節じゃないよ。
「秋にすき焼」
住むところが違うとやっぱ季節感も違ってくるのかな。
さてさて。
私のブログをいつも読んでくれているってことは、たぶん、私以外の他の誰かの日記なりブログなりも読んでいるんだと思います。
で、
これってスゴイ時代になったなって思う。
学生の時にさ、「本を読め、本を読め」って先生なり親なりに言われませんでしたか?
小学生とかなら夏休みに「読書感想文」ってイベントまで作られてさ・・・
何故に本を読まなきゃいけないのか?
いや、
何故、本を読むと良いのか。
それは、その本の主人公の身に起こったことを、バーチャルに追体験できるから。
普通に生活していたのではできないような経験を、本を通して擬似的に体験できる。
体験できるってことは、自分の知っていることが増えるってこと。
知っていることが増えるってことは、何かの選択に迫られた時に、たくさんの中から選べるってこと。
「居酒屋がいい、鳥が食べたい、安いほうがいい、惣菜買って家飲みはー?」
って、自分の知っているお店とかを必死に思い出しながら話してた。
そこに飛び込んできた「すき焼」の文字。
「すき焼をする」って発想がなかったもんだから、スゴク新鮮。
「すき焼」という選択肢が増えた。
さて、本を読むのは大変だし、苦手な人も多いと思う。
でも、日記やブログって読んじゃうよね。
本ほどではないけど、やっぱり「ヒント」がたくさん詰まってる。
だって、日記を書いたその人が体験したことを、あなたも追体験しちゃうんだよ。
その人の体験を自分も体験しちゃうってことだよ。
過去を振り返っても、今ほど「若い世代が好んで文字を読む」ってことはなかったんじゃないかと思う。
ほんとスゴイ時代になったもんだよね。
おそろしやーおそろしやー(笑)