がんばるな!
篠原 隆司
そんなにがんばらなくていいよ。
だって、頑張ってなんかいないのは知っているから。
学校に一生懸命な子。
仕事に一生懸命な子。
スポーツに一生懸命な子。
恋愛に一生懸命な子。
音楽に一生懸命な子。
コンピュータに一生懸命な子。
芸術に一生懸命な子。
カメラに一生懸命な子。
私の周りには、一生懸命に活動を行っている方が多い。
特にここ1年で出会った方の多くは、このような特徴を持つ方が多い気がする。
うん、分かっているんだけど、「類は友を呼ぶ」だと思う。
その上、私は「一生懸命な子が大好き」である。
男・女関係なく、何かに夢中で頑張っている人がいると、無条件で応援したくなる。
何か自分にできることはないか、親身になって考えてしまう。
その人にとって、自分はどんなことをしてあげることができるんだろう。と。
たぶん、かなりのおせっかいだとも思う。
特に、知り合って間もない子とかだと、「何の義理があって?」と思われるかもしれない。
だって、既に一定の成功を収めてしまった「ダイヤモンド」を手にするよりも、
未知なる魅力を秘めた「原石」を見つけ出すほうが絶対に楽しいに決まってる。
しょっちゅう大阪とか県外を飛び回っている子もいる。、
寝る間も惜しんで、作業を行っている子もいる。
プライベートな時間がほとんどなく、寝る時間以外は常に他の誰かと行動を共にしている子もいる。
大切な人と別れを選んだ人もいる。
疲労が溜まって事故を起こしてしまった人もいる。
こんなことを知って、あなたはどう思うだろう。
彼ら、彼女らに、どんな言葉をかけてあげるだろう?
私は、はっきり言って「掛ける言葉がない」
だってさ、なんて言うの?
「がんばってますね」ってか?
ない。ない。ないない。
だから困る。
そういう話を聞くときって、「凄いですね」としか言えない。
ただ、ただ、その人の素晴らしさに驚くことしかできない。
それでも「凄い」という言葉も適切だとは思っていない。
ただ、他に適切な言葉が思い浮かばず、だからといって、相槌をしないわけにもいかない。
Aulta.net 私の所持するウェブサイト。
これらのグループサイトを見て、人それぞれどう思うのかは分からない。
だけど、自分で言うのもなんだけど、それなりの人に胸を張れるくらいの成果はあるつもりだ。
いや、もちろん、私自身は納得していないから、「まだまだショボサイトですみません」って言うけど。
で、まぁ、これだけのものを持っているわけなんだけど、
がんばったつもりなんてこれっぽっちもない
私は好きで続けてきただけ。
気がついたら、結果として、こんなに大きいものが出来てしまってただけ。
利用者さんに、「ありがとう」って言ってもらえるのがうれしくって、
その言葉が聞きたくって、機能追加とか、いろいろやってきただけ。
がんばったことなんて一度もない。
そもそも、人間って動物は、「がんばる」なんてことはできない動物だと思う。
最初にあげた、一生懸命に活動している彼ら、彼女ら。
がんばるために、活動をしているのではない。
・続けていった先にある「その何か」を手にいれるため。
・自分の夢のため
・自分以外の誰かのため
何か理由があるハズだ。
活動をしていて、くじけそうになったとき、ナゼそこで「やめる」という選択をしなかったのか?
それが、彼ら、彼女らが、活動し続ける理由だろう。
それを持たない場合は、どんなに素晴らしい人間であっても、スグに辞めてしまって、続かないだろう。
私が、最近まで本ブログを書くのを辞めていたのは、まさにこの「理由」が無くなってしまったからでもある。
そして最近また、ブログを書きたい「理由」ができたから、また書き始めているというわけ。
ブログなんて、「頑張れば」書ける。そんなわけあるかーーい♪ 書きたい理由がなきゃ書けるわけないっしょ。
もしも、「頑張りたい」なんていうのであれば、「辞められない理由」を見つけることを頑張れ!!
そしたら、体はイヤでも動く。
止めなきゃと思っても止まらない。
やりたくってやりたくってしょうがない状態。
そんな状態になればこっちのもの。
そしたら、あるレベルまでは、楽しい気持ち、貪欲な気持ちだけで突っ走ってしまう。
気がついた時には、後ろを振り返って、
もう二度とこんな道は歩みたくないな。と思うだけ。
どれほどの困難で大変な出来事であろうと、「楽しい」という気持ちだけで突っ走れてしまう。
※「頑張る」という言葉について、私が安易にこの言葉を使いたくない理由が、次のリンク先に書かれています。
http://www.e-keieisya.com/kikou/34.html