ヘルプページはテキストファイルで簡単に作ってしまおう。
篠原 隆司
サイトによっては、ヘルプページって必要になることありませんか?
ヘルプページって大げさなものじゃなくたって、ポップアップでちょこっと使い方の説明をしたり、ツールチップにしたり。
で、ヘルプページを作るのに、いちいちHTMLファイルを編集するのも面倒だよね。
データベースに放り込むのもいいんだけど、そうなると編集するのも面倒だよね。
HTMLにしても、データベースにしても、多少の制作スキルがあればいいんだけど、クライアントとかのほうでも自由に編集できるようにしておけば、手間が減って良いと思わない。
「ここここのファイルをメモ帳で書き換えたらOKです」って。
ってことで、テキストファイルのディレクトリ構造を次のようにします。
help order cart sentaku.txt siharai.txt hassou.txt
って感じで、フォルダ名・ファイル名は別になんでも構わないんだけど、とりあえず「help」って分かり易いフォルダ名にして、
「helpフォルダの中のファイルをいじってください」
って感じで、言えるようにしておく。
ディレクトリ構造は、実際のURLに似せておくともっと分かりやすくなるかな。
んで、ヘルプの内容をベタ書きする。
商品を選択するには、 購入数量と色を選択して 【カートに入れる】をクリックします。
って感じで、sentaku.txtに書く。
こうやって、ヘルプファイルを生産していく。
次にPHP側のコード。
/* * ヘルプファイルのロード */ function loadHelpFile($path){ $ret = 'このページは、ヘルプファイルが作られていません。'; if (file_exists($path)){ $ret = file_get_contents($path); $ret = trim(mb_convert_encoding($ret, 'utf-8', 'utf-8, SJIS-WIN, Shift_JIS, JIS, eucjp-win, utf-8')); $ret = nl2br($ret); } return $ret; }
loadHelpFile関数をどっかで適当に共通モジュールとして作っておきます。
んで、
<body> <?php $path = $help_no_root_path . 'order/cart/sentaku.txt'; echo loadHelpFile($path); ?> </body>
loadHelpFile() の中を見れば分かると思いますが、ファイルを読み込んで、改行箇所を <br /> に置き換えて返しているだけです。
ちょこっと、赤字で強調したいとかってときは、sentaku.txt にそのまんまHMTLコードを書くこともできます。
でも、あんまHTMLコードが入りすぎると、そもそものこのテクニックの意味が薄れてくるので、ご利用は計画的にです。
あと、txtファイルの文字コードは、SJISでも、EUCでも、UTF-8でも気にしなくてOK。
クライアントや自分が扱い易い(慣れてる)文字コードでOKです。