VMware ESXi 5.5を6にアップグレード

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このページの内容は、2016年頃に行った記録です。

Dell社のPowerEdge T110 IIにインストールしているVMware ESXi 5.5VMware ESXi 6アップグレードしていきます。

PowerEdge T110 IIのカタログページ

注意事項

公式サポートしているものでない

PowerEdge T110 IIが正式にサポートしているVMware ESXi はバージョン5.5までです。
本記事でインストールするのはVMware ESXi 6なのでDELLが公式にサポートしているバージョンではありません。
ご自身の環境で行う場合は自己責任の上このあたり予めご理解ください。

インストーラは2種類ある

1つはVMware本家が出しているインストーラ。
1つは本家のを基にDELLがカスタマイズしたインストーラ。

DELLに限らず他社でも自社カスタマイズしたインストーラが用意されているっぽいです。

で、基本は購入したハードウェアのカスタマイズイメージを使います。
ってことで、PowerEdge T110 IIにはDELLのカスタマイズイメージを使うことになるのですが・・・。

PowerEdge T110 IIの場合、公式のやり方ではVMware ESXi 5.5が上限になっています。

そこでリスク込みでアップグレードしていくことになります。

※2021年1月 アップグレードして数年経ちますがトラブルなく使用できています。

調査

DELLからの公式サポートがないってことで、事前にいろいろ調査しました。

で、一応、PowerEdge T110 IIVMware ESXi 6を入れても問題なさそうっ情報を見つけ、裏付けなんかも確認していきます。

アップグレード手順

ISOのダウンロード

ダウンロードURL

https://www.dell.com/support/home/ja-jp/drivers/driversdetails?driverid=hjfy8

デルバージョン: A00、ビルド番号2494585

CD-ROM用ISOイメージ
VMware-VMvisor-Installer-6.0.0-2809209.x86_64-Dell_Customized-A02.iso

こちらの「ファイルをダウンロード」からダウンロードします。

DVDに焼く

ダウンロードした iso ファイルをDVDに焼きます。

DVDブートで起動する

起動している仮想マシンがあればすべてシャットダウンしておきます。

ホストマシン(VMware ESXi)にDVDを入れます。(入れるだけ)

ホストマシンをシャットダウンします。

電源をONします。

必要ならBIOSでDVDブートになるよう設定します。

DVDから起動したら、あとは画面の指示に従って進んでいくだけです。

クライアントは?

ここまでの作業で、サーバ側のアップグレードは完了しました。

本当なら次はクライアント側のアップグレードを・・・と行きたいところなのですが、実は行っておりません。

ちなみにクライアントってのはWindows10のほうに入れている仮想環境を操作するアプリです。

一部機能制限が出てきますが、基本的に「今まで出来ていたことはそのまま出来る」って状態ですので困ることなく対応することもなく、といった感じになっています。