VMware ESXiにOSインストール用のISOをアップロード
篠原 隆司
ゲストOSを作成するとき、インストール用のisoファイルを置いておくとDVDやURBを使わずにOSインストールができるので便利ですし、読み取り速度なんかも早いです。
ということで今回は「VMware ESXiにOSインストール用のISOをアップロード」をやっていきたいと思います。
環境
実施日 | 2019-11-03 |
VMware | VMware ESXi 6.0.0 vSphere Client 6.0.0 |
VMware ESXi を載せているのは、Dell社のPowerEdge T110 IIで、2014年3月4日に注文したものです。
そのためバージョンなどちょっと古めになっています。
※社内サーバとしての利用で、外部への公開は行っておりません。
必要なもの
vSphere Client

意外と名前を知らない方もいるようなのですが、こちらのアイコンのいつも使っているやつです。
OSインストール用のISO
Windows10 用のインストールISOは「ISOやDVDからWindows10をインストールする準備」の手順で作成できます。
Linux系は、各種ディストリビューションの公式サイトからダウンロードできます。
例えばCentOSの場合ですと https://www.centos.org/ に行ってオレンジ色のボタン「Get CentOS Now」をクリックし、次のページで同じくオレンジ色のボタン左側の「CentOS Linux DVD ISO」をクリックし、次のページではブラウザの検索機能(ctrl + F) で、「nara」とか「tsukuba」とか「riken」あたりを検索して好みのミラーからダウンロードできます。
アップロード手順

▲VMware vSphere Clientを起動します。

▲左メニューは一番上IPアドレスのところをクリック。
次に「構成」タブをクリック。
次に「ストレージ」を選択。
ウチの場合はHDDを4つ入れているので上図のようになっています。

ISOを配置したいディスクを選択し、右クリック、続けて「データストアの参照」をクリックします。

▲データストアが開きます。
ここは普通のディレクトリのように好みでディレクトリを作成したりファイルを配置したりできます。
なので、ディレクトリ構成は人それぞれです。
私の場合「osimage」というディレクトリを作成してその配下にインストール用のISOを配置しています。
ちなみに「vmware」ディレクトリは適当なタイミングでのスナップショットをいれています。
また「app」は、購入したアプリケーションをISOにしたものを入れています。
(当然ですがライセンス関係で問題ない範囲のアプリです)

▲左から4番目のアイコンをクリックして、「ファイルのアップロード」をクリックするとファイルの選択ダイアログが出てきます。

▲ここでは「ISOやDVDからWindows10をインストールする準備」で作成したISOファイルをアップロードします。

▲書いているとおりです。
同じ名前のファイルがあったら上書きになるよ。ということです。
同名のファイルが存在するなら分かるけど、問題ないのにメッセージが出てくるとビクッとしますよね。
問題なければ「はい」で進めていきます。
特に進捗を示すものも見当たらず不安になるのですが、少し待つと終っていると思います。

▲右側の緑のアイコンをクリックするとファイルの一覧を更新してくれます。
上から2番目に「Windows10x64_20191103.iso」が増えていることが確認できました。
これで、データストアへのアップロードは完了です。
これでゲストOS側からいつでも利用できるようになります。
ISOをアップロードしたあとは
WindowsのインストールISOをアップロードしたら、次は仮想マシンの作成、そしてWindowsのインストールをしていくことになります。
詳しくは次のリンクをご覧ください。