VMware ESXiのHDDが壊れたときのこと
篠原 隆司
このページの内容は、2018年7月1日に行った記録です。
経緯
この日は電気工事の関係で停電が予定されていました。
そのため直前にサーバの電源を切っていたんです。
で、電気工事も無事完了し、サーバの電源を入れたときに発生しました。
状況
サーバの電源を入れても起動が完了せず、途中で止まっている様子です。
電源を切って、起動スイッチを押して、を何度か繰り返しても同じ状況です。
環境
実施日 | 2018-07-01 |
仮想マシン | VMware ESXi ・vSphere Client 6.0.0 ・ VMware ESXi 6.0.0 |
ハード | Dell社のPowerEdge T110 II 2014年3月4日に注文 |
※社内サーバとしての利用で、外部への公開は行っておりません。
調査

▲この画面のときに、Alt + F12キーでログが見れるようになります。

▲「ahci」と「vmhba」の文字が気になりました。
vmhba ・・・ vm / hba ・・・ ってことはハードディスク?
再起動して、BIOSを見てみます。

▲このマシンには物理的なHDDを4つ載せてます。
「Port C」の欄
Modelが「ST2000DM001」はシーゲートの2TB HDDです。
Capacity が 4GB ?
ここは、2TBなので 2000GB の表示になってないとおかしい。
壊れてる?
一旦、電源を落として、シーゲートのHDDだけ取り外します。
再び電源ON
無事に起動しました。
原因
原因はHDDが壊れていました。
たまたまサーバの電源を切っていたこのタイミングで壊れたとかは考えづらいので、たぶんずっと前から壊れていたと思います。
けど、幸いというかなんというか、このHDDは普段使っていないHDDだったので壊れたことに気がつかないままでした。
それが今回サーバの再起動の必要があって発覚したという流れになります。