PHP7.3.10をWindows10にインストール

この記事は「WindowsでのPHP開発環境」シリーズです。

覚書です。
ところどころ省いています。
実践環境で使う場合はご注意ください。

特徴

  • Windows10
  • 複数バージョンの共存

特定バージョンでの開発や動作確認など開発環境での用途を目的としています。

環境

作業日2019-09-27
OSWindows10  64bit

ダウンロード

公式サイトから取得

公式サイトからダウンロードします。
https://www.php.net/downloads.php

上記は最新バージョンのページですので、古いバージョンは「Old archives」から取得します。
https://www.php.net/releases/

対象バージョンの「Windows downloads」をクリックします。
Windows版はページが異なるので直接下記を開いても構いません。
https://windows.php.net/download

いくつか種類があるので適切なものをダウンロードします。
ここでは、上図のとおり、まずはPHPのバージョンを確認し、「VC15 x64 Thread Safe」の「ZIP」をダウンロードします。

php-7.3.10-nts-Win32-VC15-x64.zip
がダウンロードされます。

ファイルの種類について

「VC15」

「VC15」はPHPをコンパイルしたバージョンです。他のバージョンだと「VC14」とか「VS16」を見かけることがあります。基本的に気にしなくてOKです。

「x64」と「x86」

「x64」は64bit版、「x86」は32bit版です。
Apacheにモジュールとして設定する場合は気にする必要がありますが、ここではCGIとしてやっていくのでどちらでもOKです。
特にこだわり(案件の仕様とか)がなければ「x64」で構いません。

「Thread Safe」と「Non Thread Safe」

略して「TS」と「NTS」と書くこともあります。
Apacheにモジュールとして設定する場合は気にする必要がありますが、ここではCGIとしてやっていくのでどちらでもOKです。
特にこだわり(案件の仕様とか)がなければ「Thread Safe」で構いません。

インストール

解凍して配置

zipと同名のディレクトリを作成して解凍します

ドライブレター:\www\php\php-7.3.10-Win32-VC15-x64

ZIPを保存

この作業はどっちでも良いですが、ダウンロードしたzipは念のため削除せず残すようにしています。

ドライブレター:\www\archive 

ここにダウンロードしたzipをそのまま保存します。

初期設定

php.ini を作成

php.ini-development をコピーして、ファイル名を php.ini にします。

php.iniの設定変更

下記の設定は一例です。
この通りにしなくても構いませんし、意味を知った上でご自身の判断で設定してください。

165行目 .user.ini のファイル名

先頭のセミコロンを外します。

;user_ini.filename = ".user.ini"
 ↓
user_ini.filename = ".user.ini"

171行目 .user.ini のキャッシュ時間

先頭のセミコロンを外して、.user.ini のキャッシュを 10秒にします。

;user_ini.cache_ttl = 300
 ↓
user_ini.cache_ttl = 10

754行目 拡張の保存場所

先頭のセミコロンを外します。

;extension_dir = "ext"
 ↓
extension_dir = "ext"

906 ~ 929行目 拡張の有効化

必要なもののセミコロンを外します。
※下記リスト、分かりづらくなるので無効にしておくものは省略しています。

extension=curl
extension=fileinfo
extension=gd2
extension=gettext
extension=intl
extension=mbstring
extension=exif      ; Must be after mbstring as it depends on it
extension=mysqli
extension=openssl

954行目 デフォルトのタイムゾーン

先頭のセミコロンを外して、東京にします。

;date.timezone =
 ↓
date.timezone = Asia/Tokyo

1365行目 セッションファイルの保存先

先頭のセミコロンを外して、デフォルトの保存先を変えます。

;session.save_path = "/tmp"
 ↓
session.save_path = "E:/www/httpd/session_save_path"

1921行目 curlの証明書

curlで https:// なページにアクセスしたいなら必要です。
cacert.pem は curl のサイトのこちら から入手できます。

;curl.cainfo =
 ↓
curl.cainfo = E:\パス\www\ca\cacert.pem

1930行目 opensslの証明書

file_get_contents() とかで https:// なページにアクセスしたいなら必要です。
cacert.pem は curl のサイトのこちら から入手できます。

;curl.cainfo =
 ↓
curl.cainfo = E:\パス\www\ca\cacert.pem

ApacheのVirtualHostに設定

本記事では、Windows10 での Apache、MySQL、PHPの組合せを前提としています。
ここでは、AmacheのVirtualHostでの設定例を記します。

次のように、Directory で使用するPHPバージョンを指定しています。書き方を工夫すれば、同一ドメイン内でもディレクトリごとにPHPバージョンを変えることも可能です。

##############################################################################
#       directory
##############################################################################
<Directory "F:/www/vhosts/example.com/public_html">
    AddHandler cgi-script .cgi
    AddHandler fcgid-script .php
#    AddHandler fcgid-script .php .html
    FcgidWrapper "E:/パス/www/php/php-7.3.10-Win32-VC15-x64/php-cgi.exe" .php
#    FcgidWrapper "E:/パス/www/php/php-7.3.2-Win32-VC15-x64/php-cgi.exe" .php
#    FcgidWrapper "E:/パス/www/php/php-7.2.2-Win32-VC15-x64/php-cgi.exe" .php
#    FcgidWrapper "E:/パス/www/php/php-7.1.4-Win32-VC14-x64/php-cgi.exe" .php
#    FcgidWrapper "E:/パス/www/php/php-7.0.13-Win32-VC14-x64/php-cgi.exe" .php
#    FcgidWrapper "E:/パス/www/php/php-7.0.8-Win32-VC14-x64/php-cgi.exe" .php
#    FcgidWrapper "E:/パス/www/php/php-5.6.31-Win32-VC11-x64/php-cgi.exe" .php
#    FcgidWrapper "E:/パス/www/php/php-5.6.8-Win32-VC11-x64/php-cgi.exe" .php
#    FcgidWrapper "E:/パス/www/php/php-5.5.23-Win32-VC11-x64/php-cgi.exe" .php
#    FcgidWrapper "E:/パス/www/php/php-5.4.43-Win32-VC9-x86/php-cgi.exe" .php
#    FcgidWrapper "E:/パス/www/php/php-5.3.13-Win32-VC9-x86/php-cgi.exe" .php
#    FcgidWrapper "E:/パス/www/php/php-4.3.9-Win32/php-cgi.exe" .php
    DirectoryIndex index.php index.html index.htm index.cgi
    Options Includes ExecCGI  FollowSymLinks
    AllowOverride All
    Require ip 127.0.0.1
    Require ip 192.168.11.0/24
</Directory>


##############################################################################
#       http
##############################################################################
<VirtualHost *:80>
    DocumentRoot "F:/www/vhosts/example.com/public_html"
    ServerName example-com-local.aulta.jp
</VirtualHost>


##############################################################################
#       https
##############################################################################
<VirtualHost *:443>
    DocumentRoot "F:/www/vhosts/example.com/public_html"
    ServerName example-com-local.aulta.jp
</VirtualHost>

ちなみに example-com-local.aulta.jp は、「a example-com-local 127.0.0.1」 です。
これを 「a example-com-local 192.168.1.1」とかってローカルIPを指定しておくと、ローカル内のスマホとかタブレットとか同僚のPCからでも見れるようになるので便利です。

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