仮想環境を指定してPythonのプロジェクトを作成する
篠原 隆司
Pythonのインストール
インストールがまだの場合は下記を参考に行ってください。
このページでやりたいこと
- 新規のPythonプロジェクトを作成
- VS code を使う上でのディレクトリ構成
初期設定のとき1回だけ行うこと
プロジェクトフォルダを作成
どこでも好きな場所にフォルダを作成してください。
ここでは次のような前提とします。
プロジェクト名 multi_video_viewer
配置する場所 D:\projects\aulta-python
ということで、次のフォルダを作成します。
D:\projects\aulta-python\multi_video_viewer
PowerShell を起動
「WIN + X」キーからの「i」キーで起動します。
# ポリシーを緩める
Set-ExecutionPolicy RemoteSigned -Scope Process
# バージョン (中に入る)
pyenv --version
# バージョン
python --version
フォルダ移動
PowerShell から先ほど作成したフォルダに移動します。
cd D:\projects\aulta-python\multi_video_viewer
仮想環境を作成
仮想環境はプロジェクトごとに持つ形とします。
仮想環境作成時のバージョンで作成されますので、必要に応じてバージョンを切り替えておきます。
# バージョンを確認
python --version
# (必要なら)目的のバージョンをインストール
pyenv install x.x.x
# (必要なら)目的のバージョングローバルにする
pyenv global 3.11.3
# 現在のバージョンで仮想環境を作成
python -m venv venv3113
アクティベートする
仮想環境のフォルダに移動してから Scripts\deactivate.bat しないとダメなようです。
成功するとプロンプトの左側に(venv3113)と表示されるようになります。
# アクティベートする場合
cd D:\projects\aulta-python\multi_video_viewer
venv3113\Scripts\activate
# 解除する場合
cd D:\projects\aulta-python\multi_video_viewer
venv3113\Scripts\deactivate.bat
開発中断から復帰するときに行うこと
PowerShellを「WIN + X」キーからの「i」キーで起動します。
ポリシーを緩める
Set-ExecutionPolicy RemoteSigned -Scope Process
フォルダ移動してアクティベート
# バージョン
pyenv --version
# バージョン
python --version
# フォルダ移動
cd D:\projects\aulta-python\multi_video_viewer
# 仮想環境に入る(アクティベート)
venv3113\Scripts\activate
main.py を指定して実行する
python ./app/main.py
仮想環境から抜ける(アクティベートを解除)
deactivate
環境変数を確認
echo $env:Path
フォルダ構成
プロジェクトのフォルダ構成は次のようになります。
.git
app
build
dist
documents
venv (本記事では venv3113)
上記にはまだ作られていないフォルダがあります。
それらは必要になったときに用意すればOKです。
app
appには、ソースファイルを格納します。
最初につくるのは app/main.py となります。