Windows11にNode.js23.10.0をインストール

アフィリエイト広告を利用しています

このページの内容が役に立ったら X (旧twitter) でフォローして頂けると励みになります
挨拶や報告は無しで大丈夫です

この記事では、Node.jsをWindows11にインストールしていきます。

ZIP版を利用することで、複数バージョンの同居が行えるようにします。

nvm-windows を使う場合は、Windows11にNode.js環境をつくるが複数バージョン同時起動できるようにしたい をご覧ください

ダウンロード

公式サイトからZIPファイルを入手します。

https://nodejs.org/ja/

▲公式サイトにアクセスします。

バージョンを「v23.10.0 (Current)」を選択し、
下の方にある「スタンドアローンのバイナリー(.zip)」をクリック

ダウンロードダイアログが開きますので、保存します。

node-v23.10.0-win-x64.zip

インストール

好きなところにフォルダを作って、ダウンロードしたZIPを解凍したらOKです。

ということで、解説していきます。

見てのとおりドロップボックスに入れました。
同じ階層には、「node-v8.1.2-win-x64」と「node-v12.18.1-win-x64」があります。

ドロップボックスに入れた理由

基本的にはバックアップ目的です。

ドロップボックスに入れる安全性

流出して困るようなデータは含まれません。
また、第三者との共有は行わない専用フォルダとして扱っています。

言い換えると、会社とかでチーム間でドロップボックスにインストールしたアプリを共有するようなことはやらないほうが良いです。

あと自分が使うのに、複数のPCを使っているなら、ドロップボックスの物理パスは共通にしておいたほうが安全です。
それができないときはアプリについて勉強するか、決めた端末以外では使わないことをお勧めします。

実行して確認

winキー + r キーを押して、「cmd」でEnter

コマンドプロンプトを起動します。

インストール場所は皆さん好みの場所だと思うので、今回は次のパスで進めていきます。

E:\Dropbox\www\nodejs\node-v23.10.0-win-x64

とりあえずそのまま行ってみましょう。

node -v
'node' は、内部コマンドまたは外部コマンド、
操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。

上記のメッセージがでてくると思います。
そうならない場合は、既にインストールされている別の node に反応しています。

今回インストールした node を実行するには次のようにフルパスで指定します。

E:\Dropbox\www\nodejs\node-v23.10.0-win-x64\node -v

または

ドライブを変更して、インストールしたフォルダに移動してやり直します。

e:
cd E:\Dropbox\www\nodejs\node-v23.10.0-win-x64
node -v
v23.10.0

バージョンが表示されました。

npm も見てみましょう。

E:\Dropbox\www\nodejs\node-v23.10.0-win-x64\npm -v
10.9.2

OKですね。

実際の画面ではこんな感じです。

または

環境変数の設定はしない

環境変数は、避けられるなら避けたいのですが、どうしてもというときには必要になります。

避けたい理由は、バージョンが固定されてしまうことで、バージョン切り替えのコストが出てくることです。

こっちのアプリはnodeのこのバージョンで、こっちのアプリはnodeのこのバージョンでってことありません?
そこに、数年前に作ったnode絡みの改修案件が入ってきたりして。

PC全体で1つのnodeバージョンではなく、作業対象ごとにバージョン指定したいんですよね。

必要な環境変数

Pathnode.exe を置いたフォルダまでのフルパス
NODE_PATHnode_modules フォルダまでのフルパス

アプリ(exe)ごとに環境変数を設定する

そんなことができるのか?
と言いたいところですが、できます。

@ECHO OFF

echo %PATH%
echo "-----------------------------------"

SET PATH=E:\Dropbox\www\nodejs\node-v23.10.0-win-x64;%PATH%

echo %PATH%
echo "-----------------------------------"

pause

こちらの内容をテキストエディタで書いて、拡張子を bat にして保存します。
で、作成したファイルをダブルクリックして実行してみましょう。

スクショは他のバージョンですが、パスが異なるだけで同じです。
1回目の echo %PATH% では環境変数に設定している内容が、2回目の echo %PATH% ではnodeのパスが追加されています。

それでは、作成した bat ファイルを何度も何度もダブルクリックしてみましょう。
何回やっても同じです。

ということは、このMS-DOSの中だけで変更される一時的なものであることが確認できます。

このあたりは脱線したので、別記事として書き直したいと思います。

esbuild をインストールするサンプル

ということで本題です。

今回は、 npm の esbuild を使えるようにすることが目的でした。

インストールしたいフォルダに移動して bat ファイルを作成します。

(例)npm_install_esbuild.bat

@ECHO OFF

REM このバッチファイルがある場所に移動
cd /d %~dp0

REM Node.js のパスを PATH に追加(先頭に追加して優先)
SET PATH=E:\Dropbox\www\nodejs\node-v23.10.0-win-x64;%PATH%

REM echo 現在のPATH:
REM echo %PATH%
REM echo -----------------------------------

REM Node.js のバージョン確認
node -v

REM npm のバージョン確認
cmd /c "npm.cmd -v"

REM プロジェクト初期化(サブプロセス)
cmd /c "npm.cmd init -y"

REM esbuild インストール(サブプロセス)
cmd /c "npm.cmd install --save-dev esbuild"

pause

batファイルを作成したら、アイコンをダブルクリックします。

  • node_modules
  • package.json
  • package-lock.json

これら3つのフォルダとファイルができました。

もし、インストールがうまくいかずクリーンに戻したい場合は、この3つを削除します。

運用上の注意

今回は、Node.jsのいろんなバージョンを同居して使い分けできるようなところが目的になっています。

なので、間違っても

npm update npm

こんなことはしないことです。

バージョンを上げる必要が出たときは、新しいバージョンをインストールします。