数年後を見通した完成イメージを考える

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本記事は「Windows11開発環境の構築ガイド : PHP / WEBアプリ開発 編」です。

開発環境の構築では「複数バージョンの同居」を意識した構成を考える必要があります。
やみくもに必要になったときに思いつきで保存場所を考えていたのでは収拾がつかなくなります。

必要な要素を洗い出す

まずは大きく分けて3つに分かれます。
「本体向けのディレクトリ」と「データ向けのディレクトリ」と「案件管理用のディレクトリ」です。

本体向けのディレクトリ

本体とは、ダウンロードしてきたPHPやApache、MySQL、その他ライブラリなど外部から入手したファイルです。

データ向けのディレクトリ

データとは、自分で作ったプログラムファイルや実行時に自動的に生成されるデータやログファイルのことです。

案件管理用のディレクトリ

案件管理用とは、案件ごとのディレクトリをまとめたものです。
弊社の場合は、サービスのドメインごとにディレクトリを分ける運用とし、案件フォルダにまとめています。

完成イメージ

完成イメージというか実際に稼働しているWindowsのディレクトリ構成です。
本ガイド向けに少し変更していますが基本的に同じです。

本体向け

本体は「www」というディレクトリ内に入れています。

phpやmysqlなど、バージョンごとにディレクトリを作ってその中に入れています。

よくみると「perl」ディレクトリがありますが、perlも動くようにしています。

一番下の「vhosts」にhttpdのバーチャルホスト設定が入ります。
本体向けに含めていますが、データ向けに入れるかどうかは会社とかチームとの状況によると思います。

データ向け

ログファイルやデータファイルなど「そのパソコン独自のデータ」となるものを入れます。

上図ではMySQLが目立っていますね。
MySQLの実データがここに入ってきます。

案件管理用

こちらは本物をお見せできないので仮のものとなります。

「projects」というフォルダを案件管理フォルダと位置付けています。

その下には、aulta、company_A、company_B、company_C フォルダがあります。
ここはいわば取引先名が入ります。
「aulta」は弊社のことで自社サービス(オウンドメディア)のプロジェクトが格納されています。
ほかも同様に company_A フォルダには A社 案件が、 company_B フォルダには B社 案件が、 company_C フォルダには C社 案件・・・のように取引先ごとのフォルダに分けています。

取引先フォルダの下にサービスのドメイン名でフォルダを作り、そこがプロジェクトフォルダとなるようにしています。

「取引先名 / ドメイン名」とすることで目的のプロジェクトを探しやすく分類します。

【宣伝】弊社では2000年台前半頃からPHPを扱っており古いシステムでも解析して直したり再活用を行うことができます。お使いのシステムに気になることがありましたらお気軽にお問い合わせください。