24歳の時に結婚した友人がいる。
高1の時、同じクラスで出会った。
高2,3は、違うクラスになった。
それでも高校時代はいつも一緒だった。
部活での友人を除くと、高校時代に一番長く一緒にいたのが彼だ。
高校を卒業したあともたまに会ったりしてた。
そんな彼が、24歳の時に結婚した。
それからというもの、お互いに連絡をとりあっていなかった。
特に理由はない。
なんとなく電話がしづらかっただけ。
そんな彼から、1ヶ月ほど前、電話があった。
そして昨日、約束どおり、彼の家にお邪魔して呑んできた。
本当はもう1人、同級生が来る予定だった。
だけど、仕事の都合で来れなかったらしい。
代わりに、私の知らない別の友人を呼んでいた。
彼はいつもそうだ。高校のときからそうだ。
私と遊んでいるところに、私の知らない友人を連れてくる。
そういうのを気にしないらしい。
3人で呑んでいて、0時頃、彼はダウンした。(寝た)
取り残される私と、もう一人。
ちなみに一歳下の男ですが・・・。
初めて会った見知らぬ者同士。
何気なく思いついたことを話してみる。
そして、相手の言葉をよく聞いてみる。
とあるキーワードが彼の口から発せられる。
それに飛びつく私。
「その単語を知っているということは・・・やんね!」
と。
つながってく。話がつながっていきすぎる。
それから明け方5時頃まで、盛り上がった。
私の持てる引き出しを全部出してばら撒いた。
彼はそれを見事にキャッチしていく。
私も、彼の投げるボールをキャッチして投げ返す。
時間が惜しい。
いつまでも時間の許す限り話し続けていたいと思った。
本当に色々な話をした。
ゲーム、車、スポーツ、ドライブ、パソコン、音楽、楽器、恋話、時事ネタ、経済、仕事・・・など、どんな話を振ってもつながっていく。
明け方、ジュースしか飲んでいなかった彼は帰っていった。
連絡先の交換はしなかった。
もう二度と会うことはないかもしれない。
それで良いと思った。
・・・といっても、望めばいつでも、友人を介して連絡は取れるのだろうけど。