VPSのメリット
篠原 隆司
VPSの導入について、適しているケースを挙げてみたいと思います。
Linuxを勉強したい方
最近ではVMwareを利用して、手持ちのPCに同時実行できる別のOSをインストールするという方法も可能となってきています。
ただ、VMwareを利用する方法では、もともとのPCがそれなりのスペックであることを求められますので、手持ちのPC次第ではVMwareの導入も難しいと思います。
一昔前までは、練習目的のために使わなくなったPCや中古などを購入して台用意していましたが、現在ではVPSがあります。
月々1,000円以下で契約できるVPSもあるため、仮に2年間契約したとしても、24ヶ月×1,000円で、中途半端なPCを用意するよりも安くつくことになります。自分で機器を用意すると他に電気代などPC本体以外にも経費が掛かること、PCの騒音の問題なども考えなければなりません。
アクセスは少ないが、高度なサービスを提供している方
通常の共有サーバのように、レンタルサーバ会社が提供するapacheやperl、php、ruby、mysqlなどのバージョン、設定を決め、契約者の側で自由に設定ができないことに不満を持っている方。
そこそこのアクセスや収入を得ているケースですと専用サーバを導入していると思いますが、サービス開始の初期段階など、まだ今後のアクセスが見込めない状況では、専用サーバの費用負担は重くのしかかってくると思います。
特に、個人や学生の方ですと、サーバの維持費は切実な問題となります。(私自身がそうでした)
VPSでは、共有といえども、そこそこのアクセスに耐えられるくらいのスペックがあります。ただのhtmlでなく、がっつりシステムを組み込んだPHP+MySqlのサービスで、1万ページビュー/日くらいは、いまのところ捌けています。(あくまでも私のケースです)
このくらいの余裕があって、月1,000以下でとなると、非常にお得だと思います。
htmlメインのサイトで、アクセスが多い方
共有サーバで限界を感じつつ、専用サーバに移る踏ん切りがつかないサイトオーナーの方。サーバ契約後の設定については当サイトにお任せください。コマンド入力に苦手意識があるかもしれませんが、できるだけ分かりやすくご理解頂けるよう説明をしています。
VPSのスペックは結構高いですので、専用サーバに移る前のステップとして様子を見てはいかがでしょうか。